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暮らしのコツ

TASK LIGHT LAMPS FOR ALL

In Praise of Shadows

ライティング・フェア2013(主催/日本照明器具工業会、日本経済新聞社) 街の信号もどんどんLED化が進んでいます。気がついていましたか?

テレビの音量にボリュームがあるように、照明にも……

今回も3月初めに「東京ビッグサイト」(東京・有明)で開催された「ライティング・フェア(国際照明総合展)2013」から、あかりの最新情報を紹介します。
ライティング・フェアは、光源や照明器具だけではなく、光をコントロールする機器も数多く展示されていました。かつて照明は、スイッチでオン/オフするだけでしたが、テレビの音量やシャワーの水量が調節できるように、光の量を無断階に調節する調光器を採用する家庭が増えています。デジタル制御が得意で光をコントロールしやすいLED照明は、こうした調光デバイスとの相性も抜群です。デジタルならではの調光方法も登場しています。

フェードする灯り

ルートロン社は、アメリカで最大のマーケットシェアを誇る、光のコントロールの第一人者です。調光器にタイマーを内蔵し、あらかじめセットされたプログラムで自動調光するプリセット調光システムは、ホテルや商業施設だけでなく、一般住宅でも採用されるようになってきました。スケジュールに合わせ照明の自動再生が行われるシステムです。
同社の製品を日本で展開しているルートロンアスカでは、さらに高度な次世代型の照明制御プロトコル「EcoSystem」を発表し、このシステムを搭載した調光ユニットを紹介していました。これまでは配線によるゾーン分けで、ゾーンごとの調光でしたが、このシステムを使うと配線替えの必要はなく、LEDは1台ごとに個別コントロールも可能になります。調光器もどんどん進化しています。

ルートロンの「EcoSystem」。 パネルを閉じるとこんなにシンプル

三菱電機照明は調光器にiPodを使っていました。ただしオフィス用です。三菱電機はもともと、オフィスビルなどの効率的な電力消費のためのエネルギー制御を得意としています。こうしたコントロール技術を照明の制御にも活用しているわけです。オフィスビルにおける、照明器具1台1台の点滅調光制御が可能なシステムも発表していました。これによって、さらに効率的にエネルギー消費を抑えることもできるはず。家庭用の照明はもともと1台ごとにスイッチが設けられているケースが多いと思います。それらの灯りを、スマートフォンを使い、光量から消費電力まで一元管理できる時代はもうすぐです。最近話題のHEMS(ホームエネルギーマネジメントシステム)で照明を一元コントロールする提案も各社のブースで行われていました。
「省エネあかりフォーラム」と政府(環境省、経済産業省〉が一緒に、節電と温暖化対策を進める照明のキャンペーン「あかり未来計画」の資料によると、照明は家庭における電気使用量の第2位(1位は冷蔵庫で14.2%、照明器具は13.4%、テレビは8.9%)。工場やオフィスは省エネ化、低炭素化がどんどん進んでいますが、それに対して住宅の省エネはやや遅れ気味なのです。暮らしの中に高効率照明や、照明をより効率よく使うシステムを積極的に導入することで、電気代が安くなるだけではなく、地球環境負荷の軽減にも貢献できます。「あかり未来計画」のウェブサイトを参考にして、家族で省エネを話し合う「わが家の環境サミット」を開くこともおすすめします。 「あかり未来計画」

三菱電機照明はiPodでオフィスの照明をコントロールできるシステムを展示。 パナソニックのエコソリューションズ社の「シンクロ調色LED照明」のデモンストレーション。

パナソニックは、周囲の明るさに合わせて(シンクロして)心地よい光色に変化する「シンクロ調色LED照明」(2011年11月発売)のラインアップを拡大。暮らしのシーンに即した照明を、人が心地よいと感じる「光色」と「明るさ」の快適領域でつくりあげるシステムです。ドイツユニバーサルデザイン協会が主催する「ユニバーサルデザイン2013 」などを受賞しています。最新のエアコンが人に心地よい温度や湿度を、外気温や部屋の人数などの条件に合わせ自動的に調整するように、「シンクロ調色LED照明」は周囲の光や環境に合わせて快適な光をつくりだしてくれます。

そのほかにも話題の「あかり」プロジェクトが

普通は光らない日用品に「光」を与えると、私たちの暮らしが変わるかもしれません。これもある意味「未来のあかり」です。「CHIMEI」ブランドでスタイリッシュなデザインのLEDタスクライトを手がけてきたKNチヨダ。参考出品として「光るまな板」を展示していました。樹脂製のまな板とLEDを組み合わせたものです。早稲田大学ビジネススクールの長内厚研究室のゼミ生が考案した「未来のあかり」で、長内ゼミとKNチヨダで共同開発プロジェクトの成果として発表され、注目を集めていました。キッチンカウンターやシンクには、デュポンの人工大理石コーリアンがよく使われています。コーリアンは透光性のある素材なので、LEDを内蔵してキッチン全体を光らせることも不可能ではありません。

早稲田大学ビジネススクール長内ゼミとKNチヨダで共同開発プロジェクト「光るまな板」。 アーティストの高橋匡太さん発案の「ひかりの実」。

「光」は現代アートの素材としても使われてきました。美しい夜景で知られる横浜市では、国内外のアーティストが参加する光のイベント「スマートイルミネーション横浜」を2011年から開催しています。ライティング・フェアでは、このイベントのPRと告知のブースもありました。「スマートイルミネーション横浜」は、最新の省エネ技術を活用し「もうひとつの横浜夜景」をつくる光の祭典。2013年は10月23~27日の開催予定です。 「スマートイルミネーション横浜」

ブース内には、このイベントに参加したアーティストの高橋匡太さんが発案した「ひかりの実」が展示されていました。昨年の会期中に横浜港の大さん橋では、この「ひかりの実」をつくる市民参加のワークショップが行われました。まず、高橋さんが果物袋にマルを描き、子どもたちはそのマルにクレヨンで思い思いの笑顔を描きます。この袋に果物用のクッションネットを丸めて、LED照明を入れ、カラフルなモールで口を留めて「ひかりの実」の完成です。材料さえ揃えば家庭でも子どもと一緒につくって、小さな灯りを楽しむことができます。模型やクラフトの素材を扱うお店ではチップ型3連LEDランプ、ボタン電池ケースはそれぞれ1000円くらいで手に入ります。果物用クッションネット(フルーツキャップ)は、梱包用品店で100個単位の小売になるので、青果店で果物を買った時に取り置きしておきましょう。小さなパーツが多いので、子どもとつくる時は、誤飲や事故に十分気をつけてください。

DESK LAMP TWINVIRD

まぶしいLEDの光をシェード内の導光板+反射ドットで乱反射&拡散させ、目にやさしい面発光に。消し忘れ防止に1時間オフタイマー搭載。5段階調光(100%、64%、36%、16%、1%)に加えて、光の色味も3段階(昼白色=5000K、白色=4000K、電球色=2700K、単位は色温度を表すケルビン)に切り替えが可能です。

調光/調色&タイマー付き
クランプ型LEDスタンド/TWINBIRD
調光/調色&タイマー付きクランプ型LEDスタンド
(目にやさしい、平面発光タイプ)LE-H638
高さ約50×幅4.7×奥行き6cm
(下アーム25cm、上アーム40cm)。
光源はLED。明るさは5段階、調色は3段階、
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