骨粗鬆症とつきあうために
骨粗鬆症予防と治療のヒント
骨粗鬆症を予防および治療する方法には、カルシウムを多く含んだ食事を摂ることや、適度な運動、日光浴およびお薬による治療があります。
食事はバランス良くとりましょう
骨に欠かせない栄養といえば、やはりカルシウム。1日に800mgをとれるよう工夫しましょう。しかし、カルシウムだけを摂取していれば骨粗鬆症を予防できるわけではなく、カルシウムの吸収を助けてくれるビタミンDや、骨を丈夫に保つ働きがあるビタミンKなども取り入れたバランス良い食事を心がけることが大切です。
カルシウムの多い食品 | 牛乳、チーズ、干しエビ、わかさぎ、ごま、小松菜 など |
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ビタミンDの多い食品 | きくらげ、あんきも、しらす、サケ、身欠きニシン など |
ビタミンKの多い食品 | 納豆、わかめ、のり、緑色の野菜 など |
適度な運動を生活にとりいれましょう
骨粗鬆症を予防および治療するためには、骨に重力負荷が加わる適度な運動をすることが良いといわれています。たとえば、ウォーキングや筋力トレーニングなどが効果的です。
しかし、突然激しい運動をするのはかえって危険ですので、まずは毎日30分程度の散歩や、それに相当する家事、庭仕事、買い物などを続けると良いでしょう。
また、日光浴はビタミンDを作ります。
ビタミンDはカルシウムの腸管からの吸収を手助けします。気候の良い時は、外に出て日光に当たりましょう。