振動診断基礎講座 第11回<11月>
連載もあと2回となりました。
今回は、ファイティングポーズで決めてみました。Nishimuraです。
今回も、前回に引き続き振動の要因とその特徴の話です。
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第11回 振動の要因とその特徴 - 回転軸系(軸受)から発生する異常振動 -
今回は内容が濃いため通常の掲載ページを増やして紹介します。
実践の場でお役立て下さい。
転がり軸受から発生する異常振動
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1.取り付け上の問題で発生する振動2.損傷によって発生する振動3.軸受傷による発生振動
傷による回転数に依存する発生周波数成分としては、下図に示す軸受の転動体の直径d(mm)、転動体のピッチサークル径D(mm)、転動体の数Z、接触角α(rod)によって求まります。
- 1)内輪転動体通過周波数(内輪レース面に傷や剥離が発生した場合)
- 2)外輪転動体通過周波数(外輪レース面に傷や剥離が発生した場合)
- 3)転動体の自転周波数(転動体に傷や剥離が発生した場合)
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4)転動体の公転周波数(保持器に欠陥が発生した場合)
上記の周波数によって、軸受のどの部位に異常があるか推定できます。
※MD-330にて軸受傷による発生振動を解析するには、エンベロープ機能を使用します。
高域周波数の発生例
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1.
転がり軸受
2.すべり軸受
3.リーク