振動診断基礎講座

振動診断基礎講座 第5回<5月>

振動診断基礎講座 第5回<5月> ご挨拶

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Nishimuraです。

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第5回 測定点と測定方法

センサの種類と取り付け方法は第3回、第4回で紹介しましたが覚えていらっしゃいますか?
今回は、測定点の決め方と測定方法を御紹介します。

  1. 測定点は軸受を支えているケージング上に

    振動の測定は、軸受上のいつも同じ点で行い、測定点の違いによるデータのバラツキを防ぐ必要があります。測定点はに示すように軸受を支えているケーシング上に選ぶのが良いでしょう。
    のような剛性の低い点での測定は、実際の軸受の振動より大きく表れ、判定を誤ることにもなります。従って測定点を決める時は構造図を良く見て最適な位置を選ぶ必要があります。

①正しい測定点、②誤った測定点

  1. 測定点は誰にでもわかるようにしておく

    このようにして測定点を決めたら、その点にマークを貼るかペンキで印をつけるなど、誰にでもわかるようにしておくと良いでしょう。
    また、測定する場所の表面が塗装されていたり、鋳造品で表面がざらざらしている場合は、振動センサをあてる条件が変わり振動測定の再現性が悪くなりやすいので表面を削って平らにするか、平らな面を持つ座金を溶接するか接着して、その平らな面で測定することが必要です。

(3) マーキング例

マーキング例-1

 

マーキング例-2

※ 写真をクリックすると拡大写真を表示します。

  1. 測定方向は3方向で

    測定点が決まったら次に測定方向を決めます。振動は異常の種類によって発生する方向に特徴があるため、に示すように垂直(Vertical)、水平(Horizontal)、軸(Axial)の3方向についてそれぞれ測定するのが好ましいです。
    例えば、アンバランスであれば水平方向に振動しやすく、アライメント狂いであれば軸方向にも振動は発生します。
    には原動機と従動機でつながれている一般的な測定点((a)~(d))の例を示しますが、ここで心掛けたいのは、カップリングを境界にして原動機側は電気保全グループ、従動機側は機械保全グループの測定・検査範囲と分離して診断しないことです。
    設備のどちらに異常があっても困るので、両機ともデータを測定して診断する必要があります。特に両機のつなぎのアライメント不具合に起因する振動は多いので注意が必要です。

③測定方向、④測定点の例(数字の部分)
  1. ピックアップのあて方

    <ピックアップの角度>

    測定面に垂直にピックアップを押し当てます。
    「くぼんだ面」や「角」に当てると正しい測定ができません。
    また、安定した測定のためには押し圧をできる限り一定にし、フラットな面で垂直に測定する必要があります。

ピックアップの角度

この様にして決めた測定点はデータ管理ソフトを利用し、対象設備毎にデータベース化します。

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