新卒採用

かけがえのない
「つくるひとの仲間
でありたい。

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総合職/技術系

工事課長

東京南支店

野田 良太

2005年入社|工学研究科 建築工学専攻修了

私の仕事

受け取った
「100%のプラン」
「100%の品質」を
120%、130%まで
高める仕事です。

「誰と家づくりをしたか」は、お客様にとって非常に重要なことなんです。

工事課長の仕事について語る上で、まず自分の家づくりの話をしたいと思います。私の家は、ヘーベルハウスです。他の社員に工事担当を務めてもらい、自分自身が「お客様」の目線で家づくりを経験しました。そこで気づいたのは、その過程を完成後も鮮明に覚えているということ。「この眺めになるよう、設計の方とこだわり抜いたなあ」とか「建設途中の家を見に行って、工事担当の方や職方さんとこんな話をしたなあ」とか。この経験から、工事という仕事の「本質」に気づくことができたと感じています。

ヘーベルハウスは工業化住宅です。どの担当者が関わっても、安定した100%の品質になることを目指した構造や施工方法を採用しています。でも深い思い入れが生まれるくらい、お客様に家づくりの過程をご満足いただけたら、120%、130%の品質だと感じていただけるのではないかと思っています。そのプラス20%、プラス30%を上乗せできるかは、工事担当の手にかかっています。「営業担当や設計担当、インテリアアドバイザーが最高のプランを作りました」と伝えて、現場の職方さんが高いモチベーションで仕事できるようにしたり、職方さんとのやりとりも工事店に委ねるだけでなく、工事担当から積極的により良い方法を提案したりする。こうした積み重ねがあるからこそ、家づくりの過程の質が高まり、100%を超える“上乗せ”になっていきます。

私は工事課長として、チームのメンバーがどのお客様にも120%、130%を届けられるよう、方針や計画、仕組みを整えています。

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私のターニングポイント

「一人じゃない」
とわかれば、
人は、チームは、力を発揮
できると知りました。

工事課のいちメンバーだった時は、自分の担当物件の工事を滞りなく進めることが自分の役割でした。キャリアを積み、工事課の何人かのメンバーをとりまとめる工事リーダーになると、メンバーに目を配る仕事が加わりましたが、なかなかリーダーシップを発揮できず、「お客様満足度」も伸び悩むという状態に。お客様にご満足いただけていないのなら、何かを変えなければ――。

その解決策にたどり着けない中、全国の工事リーダーが集う研修に参加。好成績を収めていた京都支店の工事リーダーに出会い、その秘訣を学ぼうと後日、京都へ「出稽古」に行きました。そこで知ったのは、強いチームをつくるためには、その場その時の厳しさや優しさよりも“仕組み”が不可欠だということ。
工事担当は、現場に通い詰めることが多い仕事です。加えて「工事担当の自分がしっかりしなければ」という責任感から、仕事も悩みも抱え込む人が多い。そんなメンバーに目を配れるよう、その支店では定例ミーティングを開き、仕事の状況や悩み事を共有できる、拠り所となる場を設けていました。

東京に戻り、早速その仕組みを真似ることに。「他愛のない話題でもいいから、たくさん会話をしよう!」と、いつでも何でも話せる場づくりを始めました。するとチームは、みるみる活気づいていきました。次第にチームの意識が「トラブルに発展しそうな悩みも包み隠さず話して、みんなでフォローし合えばいい」と変わっていきました。

そして私もチームも自信を得る出来事が訪れます。旭化成ホームズには「工事店表彰制度」があります。お客様満足度、現場の安全性、基礎や躯体の品質などのさまざまな観点で、優秀な工事店が表彰される制度です。現場で一緒に家づくりをする工事店が表彰を受けることは、工事担当にとって大きなやりがいのひとつです。
自分が工事リーダーになった年の下期。当時私がいた新宿工事課が担当する4工事店全てが、東京エリアで入賞を果たし、中でも自分が直接担当する工事店は躍進し3位になったのです。その工事店が表彰台に登るのは、実に数年ぶりのことでした。工事店の皆さんからも感謝の言葉をかけていただき、私自身も手応えと達成感で胸がいっぱいになりました。

工事課長となった現在は、課全体の方針や戦略を打ち出したり、その実現にむけたアクションプランを整えたりして、課を率いる役割を担っています。工事課長という立場から「どうすれば工事リーダーを含むチーム全員の成長を後押しできるか」を考える上でも、工事リーダー時代に学んだ「”仕組み”づくり」が土台になっています。

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私の夢

“仲間”として選ばれ
続けたい。
“仲間”を支え
続けたいです。

工事店や職方さんは、私たちの大切な“仲間”です。旭化成ホームズには、図面を描ける人も工程を組める人も、材料を用意できる人もいます。でも工事店や職方さんという“つくる人”がいなければ、質の高い住まいをお客様にお届けすることはできないのです。

近年、職方さんの担い手が減りつつあると言われる中、職方さんに「旭化成ホームズの仕事は働きがいがある」と感じていただきたい。工事課長になって、その想いが一層強くなりました。そのために、まずは私たち自身がより質の高い仕事をする。そして工事店や職方さんに“仲間”として選んでいただける旭化成ホームズであり続けたいと願っています。

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学生の皆さんへ

きっかけが何であっても、
そこに踏みとどまらず、
広い世界に飛び出し
ましょう。

大学院で設計を学び、入社後も念願だった設計担当に配属。6年間で90棟ほど担当して、お客様の理想を叶える家づくりの方法が自分なりにわかってきたそんな時に、突然、工事課に異動。もちろんショックでした。でも「設計中心だった自分の視野を広げるために、上司が機会を作ってくれたんだ」と前向きに捉え、すぐに気持ちを切り替えることができました。

いざ工事担当の仕事が始まってみると、家づくりの、“氷山の一角”しか見えていなかったと、はっとしました。職方さん、職方さんを率いる監督さん、工事店を営む社長さん。また旭化成ホームズにも、物流を管理する方、材料を手配する方、工事店に発注する方など、いろんな部門の力が集まって一棟ができ上がる。その全体像が見えたんですね。

旭化成ホームズでトライしたい仕事が決まっていても、それ以外の仕事からも家づくりを経験することができる。ぜひ旭化成ホームズで、家づくりの世界の広さを感じてほしいです。

【 私の休日 】

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休日はおいしいものを食べたり、旅行したりしています。私も妻も旅が好きですし、加えて子どもにいろんな経験をさせてあげたいんですね。私は「その人ならではの経験の積み重ねが、個性になる」と思っていて。子どもが成長して、体験したことを覚えていられるようになってきたので、その思いがますます強くなってきましたね。

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