総合職/事務系
営業担当
開発第一事業本部
高野 圭佑
2012年入社|商学部マーケティング学科卒
ハウスメーカーとしての知見を武器に、
「こんな街を作りたい」に応える。
私は土地の情報を収集し、マンションの建築、建築したマンションやビルにスーパーなどの商業テナントを誘致するといった、デベロッパーの仕事をしています。
私はもともと、「一生に一度の大きな買い物」である不動産の売買に関わりたいという気持ちで新卒入社しました。入社後は希望通り不動産仲介の仕事をしていましたが、入社7年目で異動の辞令が。ジョブローテーションが活発に行われていた時代でもあり、私は今まで関わったことのないデベロッパーの仕事をすることになったのです。
不動産仲介からデベロッパーの仕事に就くということは、お客様が「個人」から不動産屋や銀行などの「企業」になるということだと私は考えており、異動の辞令を受け取った時は正直、不安でいっぱいでした。でも実際に異動してみたら、お客様になるのは企業とはいえ、地権者様や銀行・不動産屋の担当者様といった「人」。会ってみるとそれほど構えなくても大丈夫だと思えるようになりましたし、仲介で培った人の話に傾聴をしつつ、自分の考えを丁寧に述べるスキルも活かすことができました。
旭化成ホームズがデベロッパーであるという認知度はまだまだ低いものの、今まで当社が培ってきたハウスメーカーとしての知見や、お客様一人ひとりと向き合ってきた細やかさや粘り強さが活かせる仕事だと思っています。行政を動かし、街をきれいにして新しい人の流れを作っていく。仲介の時にはなかったチームで働く面白さもあります。やりがいを持って働いています。
良いものを取り入れ、変わり続ける。
そんな姿勢が信頼につながっていく。
私は入社して1年間くらい、思うように業績を上げられませんでした。そこで周りの先輩方に助けを求めたことがありました。
その時に受けたアドバイスが、「肩肘張らずにお客様と接してみたら?」というもの。思えば「こうしなければ」という固定概念から、つい自分の思う仕事の仕方をしてしまい、一方通行のコミュニケーションになっていたのかもしれません。オーナー様が求める「頼れる不動産屋」になれておらず、オーナー様と上手く心が通い合っていない部分がありました。
そこで、一方的に進めるのではなく、まずは自分がどういう人なのか知ってもらうことから始めたり、雑談を大切にしたり、お客様と対話するよう心がけました。人と人との繋がりを意識するようにしたところ、少しずつお客様との関係性が良くなり、不動産の売買もスムーズに行えるようになっていきました。
以前、新人の時にご自宅の売却をされたお客様が数年後、次はお客様のご両親の不動産の売却について相談してくださったことがあります。その時、「だいぶ雰囲気が柔らかくなったね」と言っていただけたのがうれしく、印象に残っています。
今は変化の激しい時代です。流行り廃りも激しく、お客様が不動産に求める価値もどんどん変化していきます。自分のやり方や考え方に固執するのは得策とは言えません。変化に対応し、良いものはどんどん身につける。このエピソードを通して、そんな姿勢が身についた気がします。
プロフェッショナルとして、
“三方良し”を探り続ける。
いつも心がけているのは「家族に誇れる仕事をする」ことです。
私は営業なので、会社にきちんと利益をもたらすことが使命です。でも、やっぱり新しい何かを作ると、人の流れが変わり、街が変わっていきます。なので、街に調和するもの、街の人に喜ばれるものを作りたいと思うんです。
ただ、自分が良いと思うものと会社が求めるものは、必ずしもイコールでないこともあります。自分が「こういうものを作ったら喜ばれる」と思っても、無難なものが求められたり、利益とのバランスが取れなくなったりすることも。どちらをより大切にするかはその時々によって変わりますが、落とし所を常に探っています。
そして、誇れる仕事をするためには、やっぱり不動産のプロフェッショナルでいなければならないとも考えています。新しいことを日々勉強し続け、何か新しいものがないかアンテナを立てる。何歳になっても、この仕事を続けるからには常に成長していくことになると思います。
マンションが竣工する時は、それまで建っていたものが一度なくなって更地になります。それから2~3年の時間をかけて建物が建設されていきます。その移り変わりを見て、街の風景が変わっていくのをずっと見ていると、建物が完成して街になじんだ時、すごく達成感があるんですよね。そんな誇れる瞬間を、これからもたくさん味わっていきたいです。
たくさんの人に出会うこと。
それが自分を磨く一番の近道。
旭化成ホームズは住宅を建てるだけでなく、賃貸やリフォーム、都市開発など、不動産にまつわるさまざまな仕事ができる会社です。一つの事業しかやっていないと、別のことをやりたくなった時に転職しなければチャレンジできませんが、当社なら建物にまつわるさまざまな仕事に多角的に関われます。
あと、学生のうちにやっておいてほしいのは、「たくさんの人に出会うこと」。いろんな人と出会って、いろんなことを話してみてください。本を読んでも学べない、人と接する引き出しの多さが身に着きます。それはきっと、社会人になってから自分を助けてくれると思います。
【 私の休日 】
先日、我が家に3人目の子どもが誕生しました。待望の男の子なので、成長したら一緒に体を動かす趣味を作りたいと思っています。
土日は家族で一緒に過ごすことが多く、最近は家の近所に再開発でできた大型ショッピングモールや公園へよく行きます。家族は買い物や体を動かすことを楽しんでいますが、私は再開発の最中にある街の人の流れの変化や、建築中のタワーマンションの様子をついつい目で追ってしまいます。