ソルコマット®
ソルコマット®とは
ソルコマット®の施工
ソルコマット®施工後
ソルコマット®は、法面保護、侵食防止用のブロックマットです。高強度合成繊維から作られたフィルタークロスの上に、独特な形をしたコンクリートブロック（ソルコブロック）を接着剤にて接着固定したブロックマットです。旭化成グループが１９７２年から全国のブロック製造パートナーと共に開発・普及に努め、河川、水路、ため池など多くの実績を上げています。
ソルコマット®は「美しい山河を守る災害復旧基本方針」（全国防災協会）Ｃ表のブロックマットに適合します。
国土交通省新技術提供システム
NETIS登録番号QS-080013-VE(掲載期間終了）
ソルコマット®工法の特長
1．省力化・工期短縮
重機を用いてブロックマットを直接法面に敷設することにより、一度に大きな面積を被覆することができるので、施工の省力化と工期の短縮を図ることができます。
2．工場生産・短納期
ソルコブロックは即時脱型で製造するので、納期の短縮がはかれ、また法面の長さに合わせたオーダーメイドが可能です。災害における応急復旧にも対応できます。
3. 透水性
ソルコブロックには開孔部があり、またフィルタークロスは網目状になっているため、透水性に非常にすぐれています。
4. 可撓性に優れる
フレキシブルな構造になり、不等（不同）沈下にも追従します。
5. 多自然型護岸
フィルタークロスの網目を通り、ブロックの開孔部から植物が再生できます。
ソルコマット®工法の用途
（１）河川堤防法面
（２）調整池、ため池法面
ソルコマット®施工例
ソルコマット®浅水川放水路掘削工事
（国土交通省青森工事事務所）
掘削工事1
掘削工事2
掘削工事3
掘削工事4
ソルコマット®第２遊水地内河川護岸工事
（国土交通省岩手工事事務所）
ソルコマット®規格
| 種類 | ソルコマット®の寸法 | 重量 | ブロック寸法 |
|---|---|---|---|
| 種類 | 巾1.2(1.6)m×長さ2～8m | 125kg/m2以上 | 200×200×100 |
| 軽量型 | 巾1.2(1.6)m×長さ2～8m | 80kg/m2以上 | 199×199×55 |
＊ブロックマットの長さは、ご設計に応じて調整できますのでご相談下さい。
ソルコマット®の構造規格（標準型）
寸法 ： 200×200×100
質量 ： 125kg/m2以上
ブロック個数 ： 25ケ/m2
有孔率 ： 30％
1. ソルコマット®の寸法
1. マットの寸法
幅は標準サイズですが、長さはご設計に応じて2m～8m(7m)の間で調整できますのでご注文下さい。
2. フィルタークロス
フィルタークロスはソルコマット®の基材シートです。
フィルタークロスは、引張り強度が大きく耐久性がよいポリエチレン、ポリエステル等の合成繊維でできており、マット吊上げ時の応力負担、および吸出し防止機能を有します。
3. ブロックマットに用いる接着剤
接着剤は耐久性のよいエポキシ樹脂系の接着剤を使用しています
アンカーピン打設
ブロックマット縦横の連結部を中心にアンカーピンを打ちマットを固定します。
客土
ブロックの開口部に土を入れます。
法面整形
フィルタークロスの網目を通りブロックの開口部から植物が再生できます。
施工面をできるだけ平らに整地します。
マットを現場に搬入し、施工しやすいように分散して仮置きします。
重機によってブロックマットを吊り上げ、所定の施工面に設置します。
ブロックマット縦横の連結部を中心にアンカーピンを打ちマットを固定します。
ブロックの開口部に土を入れます。
フィルタークロスの網目を通りブロックの開口部から植物が再生できます。
備考
アンカーピンの打設本数については､土質､勾配､流速等の条件に応じて 設計上御検討下さい
ソルコマット®の標準歩掛
| 材料 | 工事 | ||
|---|---|---|---|
| ソルコマット® | 300m2 | ソルコマット®敷設（重機） | 1台 |
| 客土 | 10m2 | 〃 （世話役） | 1人 |
| 種子 | 6kg | ソルコマット 敷設＋（アンカーピン打設） （普通作業員） |
4人＋（1） |
| （アンカーピン） | 客土（普通作業員） | 4人 | |
| 播種（普通作業員） | 2人 | ||
リンク
提携企業
ソルコマット®施工写真
※ソルコマット®は、旭化成アドバンス(株)の登録商標です。