信頼性評価基板
信頼性基板と共に複雑な制御信号を含む信号発生基板を回路設計から対応
電子回路+FPGAソフト技術を駆使し高度(ダイナミック動作)且つ適切な動作に必要なクロック生成やパターンデータ伝送を実現致します。
規格条件に適した基板材質や工法にてご提供致します。
高周波設計技術を駆使し、高品質の高速伝送技術をご提供致します。
信頼性評価基板はもとより、オペライフ試験やオンライン動作モニターなどのシステム構築に対応致します。
信頼性評価基板における実績
信頼性試験内容(実績)
・高温試験:+150℃ 時間:3000h
・低温試験:-40℃ 時間:3000h
・高温高湿試験:+85℃ 湿度:85%
・HAST試験:+130℃ 湿度:85%
・EFR試験:+150℃ 規定時間×規定回数
・FR-4、FR-5、BTレジン、ポリイミド系
特長
・高周波&長距離伝送技術設計
・波形確認によるデバッグ後出荷
回路設計 | 長年培ってきた豊富な電子回路設計技術(FPGA設計、制御回路設計等)を活かした回路設計に対応致します。 |
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アートワーク設計 | テストプログラム開発・計測器開発設計経験者のノウハウを活かした高品質基板をご提供致します。 |
部品実装 | 1枚からでも実装を対応。環境に配慮した鉛フリー実装も対応致します。 |
実装検査 | 検査専従者による徹底した部品実装検査を対応致しております。 |
通電検査 | 専用冶具による通電検査を行い電気的特性の確認まで対応致しております。 |
信頼性基板と信頼性試験
電子デバイスの信頼性試験には電圧を印加したり、動作させながら行う項目があります。
信頼性試験としては高温温度試験、低温温度試験、高温高湿バイアス試験、超加速寿命試験、EFR試験/バーンイン試験などを行います。
高温動作試験(HTOL、HOP試験など)
高温温度試験は高温環境下で半導体を通常動作に近い状況で動作させる試験となります。
その動作には必要クロック・入力データ・バイアスなどの制御回路が必要となります。
例:+125℃や+150℃で1,000時間など動作試験が行われます。
HTOL:High Temperature Operating Life
HOP:High temperature OPeration
低温動作試験(LTOL試験、LOP試験 等)
低温下で半導体を通常動作に近い状況で動作させる試験です。
例:-40℃で1,000時間等の動作試験が行われます。
LTOL:Low Temperature Operating Life
LOP:Low temperature OPeration
高温高湿バイアス試験(THB試験)
高温、高湿環境で半導体に電圧を印加する試験です。
各ピン間の電位差を大きくする等を考慮して外部回路が設計されます。
例:+85℃、85%RHでバイアス印加試験が行われます。
THB:Temperature Humidity Bias
超加速寿命試験(不飽和型プレッシャークッカバイアス試験、HAST)
高温、高湿環境に加え気圧を上げた環境で半導体に電圧を印加する試験です。
各ピン間の電位差を大きくする等を考慮して外部回路が設計されます。
例:130℃、85%RH、水蒸気圧0.23MPaで96時間のバイアス印加試験が行われます。
HAST:Highly Accelerated temperature and humidity Stress Test
EFR試験/バーンイン試験
初期故障率はEFR(Early Failure Rate)と呼ばれ初期故障率推定は統計的手法を駆使して計算されます。
統計に必要なデータはEFR用の試験を行う事で収集され、これはバーンインスタディと呼ばれる事があります。
高い信頼性が要求される半導体では初期故障品を排除する事が求められます。
その排除のために高信頼性製品では全数バーンイン試験を行う事があり、これらには通常高温動作試験と同様な信頼性基板が必要となります。
各種信頼性試験の前には通常、吸湿やリフローなどの前処理が実施した後、信頼性試験は上記のような過酷環境での試験なのでICが故障する可能性があります。
その為、注意深い設計と品質の高い信頼性基板が必要になります。
またオンラインで動作モニタ機能があると効率よい信頼性試験が実現できます。
当社では、オンラインモニタのシステムを含めお客様のご要望に応じ対応しております。
バスタブ曲線
半導体の故障率は一般的にバスタブ曲線を描くと言われています。
それは3つの区間に分ける事ができます。
初期故障期間:動作初期は故障しやすい傾向があります。
偶発故障期間:低い確率ですが偶発的に故障が発生します。
摩耗故障期間:老朽化、劣化する事で故障率が急激に上昇します。