新卒採用

CASE 2

営業担当・営業課長

人事

経営企画・海外事業本部

*

海外事業本部
旭化成ホームズオーストラリア

長縄 浩司

1996年入社|経営学部 経営システム学科卒

目の前のことに一生懸命取り組む。
それが新しいキャリアに
つながっていきました。

STEP0

学生時代

18〜22歳

「この会社なら、
自分が自分らしくいられる」。
そんな直感があった。

バレーボールのサークル活動とアルバイトに明け暮れる、ごく普通の大学生でした。単位を比較的早く取り終わったので時間に余裕があり、何でも幅広く手を伸ばしていましたね。高校生の時から今まで続けている趣味のバンド活動を楽しんだり、ホテルや結婚式の配膳、プールの監視員、コンビニ……といろいろなアルバイトを経験したりしていました。

就職は、漠然と営業職について調べるうちに、大きくて形に残るものを売るのは達成感があるだろうとシンプルに考え、住宅営業に興味を持ちました。家づくりに自分のアイデアを加えられる、クリエイティブな側面も魅力的でしたし、お客様と信頼関係を築くのが簡単ではないからこそ、そのために努力することは自分の財産になるはず、と学生なりに考えていましたね。展示場や面接で社員の皆さんにお会いする中で、「この会社なら、自分が自分らしくいられそうだ」と一番強く思ったのが、旭化成ホームズでした。

STEP1

営業担当・営業課長時代

22歳〜35歳ごろ

“言葉にならない声”を聞き取ろうと、
お客様と、若いメンバーと話し続けた。

新人の頃は、とにかくヘーベルハウスの魅力を伝えることに必死でした。お客様から「構造は気に入っています」と言っていただけた時は、心の中で「よし」とガッツポーズ(笑)。でもこれは、「構造以外は気に入っていません」ということの裏返しだったんですね。次第に、「お客様がおっしゃる言葉は、本当の気持ちの20%くらいなのかもしれない」と考え始め、営業として“言葉にならない声”をいかに拾い上げるかを追求するようになりました。また、お客様は理屈だけでなく、個人的な感情で判断される場合もあります。自分があきらめずに一生懸命やっていることが伝われば、お客様の気持ちが変わることがあることも少しずつわかっていきました。住宅の仕事は奥が深くて、「どこまでいったら一人前になれるんだろう」「ずっと勉強だ」と思っていましたね。

10年目から営業課長になりました。チームには毎年新入社員が入ってきて、若いメンバーと汗まみれで働いていた印象です。目指していたのは、「高圧的にならずに、きちんとコミュニケーションをとる」課長。いわゆる「上司がこわいから頑張る」というスタイルではなく、メンバーに自分から「頑張りたい」と思ってもらいたかったんです。だから、自分の仕事がどんなに忙しくてもメンバーと話して、この仕事の素晴らしさを伝えようとしていました。3年ほど経って、ようやく課長の仕事を掴みつつあった頃、驚きの異動が待っていました。

STEP2

人事時代

35〜37歳ごろ

学生と話すうちに再認識した、
「仕事とは何か」
「やりがいとは何か」。

営業課長として相変わらず奔走していたある日、人事部への異動の内示を受けました。まさか自分に縁のある部署とは、思ってもみませんでしたね。新卒採用を担当することになったものの、私が学生の頃とは採用の仕組みがすっかり変わっていて、浦島太郎状態(笑)。とはいえ、今までの自分の仕事について語ることはできますし、魅力をアピールする点では営業に通じる部分もあり、わりとすんなり切り替えられました。

採用担当は、社を代表して学生の皆さんの前に立つ仕事。そこで、旭化成ホームズの歴史や営業以外の仕事のこともよく理解しなければと、改めて頭に入れ直しました。それまでは自分の仕事の大変さばかりに気持ちが向かっていましたが、会社全体に目を向け、新しい視野が広がったと思います。また、学生に「働くとは」「やりがいとは」を話すうちに、ぼんやりと抱いてきた仕事観もまとまっていきました。それは、「どんな仕事に取り組むか」だけでなく、「どんな想いで仕事に向き合うか」も重要だということ。この後も思いもよらないキャリアが続くのですが、「どんな仕事でも、自分の考え方次第で楽しめる」とこの時期から自信を持てるようになりました。

STEP3

経営企画・海外事業本部時代

46歳〜

今までの経験と想いが積み重なり、
新しいビジネスモデルを
模索する土台となる。

またしても驚いたのですが、人事部の後は一旦、旭化成ホームズを離れることに。持株会社(旭化成株式会社)で6年半、旭化成グループの経営補佐を務めました。グループ全体を見渡すことで、自社を客観的に見る良い機会になったと思います。その後旭化成ホームズに戻り、企画開発部で新規事業のマーケティング戦略や海外企業のM&Aなどを担当。経営企画部では、経営陣の方針を戦略に落とし込んだり、新規事業の検討・立ち上げに携わったりしました。そして現在は、海外事業本部 旭化成ホームズオーストラリアにて、オーストラリアのよりよい住まい・くらしに貢献するために、資本提携したオーストラリアの住宅ビルダーNXT Building Groupと共に当社がこれまで培ってきた効率的な家づくりのノウハウなどをどのようにオーストラリアで活かせるか、日々議論、検討しています。

今の自分は、これまでのキャリア全てが積み重なった上にあります。営業担当としてお客様と密に関わった経験はあらゆる対人関係に生きていますし、持株会社では、ヘーベルハウスに注力してきた当社の実績と課題を改めて認識できました。企画開発部では、会社の中でも知らない仕事がまだまだ多いと学ぶとともに、新規事業開発には可能性があると実感しました。そして現在は海外事業本部 旭化成ホームズオーストラリアにいますが、入社したときは、まさか自分が海外で働く日が来るとは思っていませんでした 笑。日本とは全く異なる事業環境で、人々の考え方や常識も異なるため毎日新鮮で新たな学びがあり、企業の成長とともに自分にも成長する機会を与えてもらっていると感じます。人事部で採用に関わった者としては、この会社を選んでくれた社員に「やっぱり旭化成ホームズでよかった」とずっと思ってもらいたい、という使命感があります。この会社が何十年経っても魅力的であり続けるためにも、新しいビジネスモデルをつくることは有意義であるはず。そんな想いが、今の仕事への最大のモチベーションになっています。

学生の皆さんへ

思い通りにいかないことも、
“どう捉えるか”は自由です。
大抵のことは自分次第だから、
大丈夫だ!

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