CASE 4
工事担当
設計担当
設計課長
技術部課長
技術部課長
1999年入社|工学部建築学科卒
一人でできる仕事じゃないから、
大事なのは
「苦しい時に本気で
支えてくれる人」なんです。
STEP0
15〜22歳
アメフト漬けだった学生時代、
仕事の原点はここにある。
高校は全国優勝経験もあるアメフトの強豪校。3年間部活漬けでした。部員は100人強、練習はハードで上下関係も厳しい。最後まで諦めないこと、チームで目標を叶える達成感はここで学びました。ただ、3年生の全国大会は初戦で負けてしまって。それが悔しかった分「後輩の力になりたい」と思い、大学の間は母校でのコーチングスタッフを自ら志願し、その活動に夢中になる毎日でしたね。
大学では建築を専攻していました。中でも、建物を組み上げていく建築現場が好きでしたね。就職活動を始めた頃はゼネコンと迷っていましたが、お客様の喜んでいる顔が直接見える仕事の方が自分は一生懸命やれるんじゃないかと考えて住宅業界に絞り、社員の人柄に惹かれたこともあり、旭化成ホームズに決めました。
STEP1
22〜28歳ごろ
好きだった現場の仕事に携わる。
キャリアを積み、
広がった視野と興味。
初任配属は工事課で、その日から工事担当としての仕事がスタートしました。先輩たちは温かく迎えてくれましたが、とにかく忙しそうでした(笑)。そこで、先輩に教わりながらも自分なりに早く仕事を覚えようと、現場に入り浸っていましたね。現場に密着することで、施工の具体的なプロセスをリアルに学ぶことができ、さらに職方の皆さんとの信頼関係の築き方も身についていき、毎日充実していました。
工事担当の仕事は好きだったのですが、多くのお客様の図面と建物に関わる中で、「自分だったらここはこう提案したいな」と思うことも増えていきました。そんな矢先、入社して7年目の春に設計課に異動になりました。
STEP2
28〜40歳ごろ
新しい業務に苦戦しながらも、
仲間に信頼される仕事を心がけた。
異動直後は、業務量の多さに戸惑いました。契約前からのお客様との打ち合わせ、図面の作成、確認申請などの各種手続き……。お客様との打ち合わせには慣れていましたが、設計ならではの仕事は同じ設計担当の先輩に手取り足取り教えてもらったり、設計課長から指摘を受けては練り直したりの連続でした。こうした経験を経て、「良い図面にはすべて理由がある」と学びましたね。先輩の図面は、お客様のニーズが細部にわたり反映されていたんです。私も先輩を見習いつつ、現場の大変さも理解しているので、細かい納まりまで配慮した図面を作るよう心がけていました。
また、お客様や営業担当との距離も近くなりました。特に営業担当とはチームを組むので、お客様の来場が多い時期には展示場で営業担当と一緒に接客することもあり、その難しさを実感したものです。共に仕事をする仲間として信頼されることも大切だと考え、頼まれごとは忙しくても断らないと決意。設計担当3年目の頃には、お客様が建築や工学の専門知識を持っていらっしゃる場合など、「この物件は代田にお願いしたい」と頼ってもらえるようになりました。
そうやって、周りの仲間を常に意識していたからでしょうか。いつしか、プレーヤーとして設計を極める主任設計士よりも、設計担当のメンバーをマネジメントする設計課長を目指していました。
STEP3
40歳〜44歳ごろ
今までの経験や人脈があるから、
若いメンバーの相談にも応えられる。
40歳で設計課長になりました。支店の経営に責任を持つのはもちろん、設計担当の頃と変わらず一部の物件を担当したり、支店を代表してお客様を建築現場や入居宅にご案内し、構造の特徴や設計のポイントについて解説したりと、幅広い仕事を担当することができました。中でも大きいのが若手メンバーの育成です。それぞれの個性を踏まえてよく話を聞き、成長をサポートすることを目標としました。
振り返れば、丸6年の工事担当を経ての設計担当。一見遠回りにも思えるキャリアですが、今まで築いてきたすべての人脈が、仕事の支えになりました。メンバーから相談されて専門知識が必要になった時は、工事担当時代から知る電気や水道、ガスなどの設備業者にすぐに電話。設計担当時代の先輩や、職場を同じくした同期にも「こんな時どうしていますか?」とよく相談していました。上司としていろいろな解決策を提案できるのは、助けてくれる方々のおかげと身をもって感じました。
STEP4
44歳〜
失敗から学び、ヒントにする。
変化に挑戦し、プロの設計集団を作る。
現在は技術部技術二課長という立場で、営業本部の設計部門を牽引する役割を担っています。今の設計部門の課題を明確にし、組織としてどのような戦略を立ててどのような改善活動を行っていくかを常に考え行動すること、そしてヘーベルハウスの設計者としての設計力を底上げしていくことが最大のミッションです。具体的には、受注貢献やロングライフ品質確保、CS活動や育成について方針を立案し、現場の設計課長とともに日々活動を共にしています。
また設計は受注貢献の一翼を担っているため、マーケティング室との連携も大事な業務の1つです。
加えてバリューチェーンの強化を目的に請負事業だけに留まらず、アフター、リフォーム部門との関係構築も新たなチャレンジだと捉えています。この仕事はアイデアや想像を膨らますことも重要ですが、それだけでは何も変化は起きません。まずはやってみる、動いてみることが何よりも重要です。たとえ失敗したとしても、そこで気づくことは沢山あり、その気づきがヒントになり大きな変化が起きます。常日頃そのことを意識して業務に取り組んでいます。DXが日常化され、AIが進化してきたこの時代に常に外向きになり、変化を積極的に取り入れチャレンジしていく強いプロ設計集団を作っていくことが私の目標です。
自分が困った時、
親身になって助けてくれる。
そんな仲間がたくさんいる
社会人をぜひ目指してください。