注文住宅を大阪に建てる費用はいくら？人気エリアと土地代の相場も紹介

1. 大阪府で人気が高い住宅地

大阪府内で住宅地として人気が高く、新築住宅の着工戸数が多いエリアは大阪市です。以下に、2023年の大阪府における、新築一戸建て住宅の着工戸数が上位の市町村をまとめました。

政令指定都市や中核市に該当するエリアは人気が高く、着工戸数も他の市町村より多くなっています。中でも、大阪市の着工戸数は2位の堺市よりも1.8倍以上で、人気の高さが伺えます。

参照：e-Stat「16.都道府県別、工事別、住宅の種類別、建て方別／戸数・件数、床面積」

2. 大阪府で人気が高い土地の価格相場

大阪府で住宅地として人気が高いエリアの土地の価格は、SUUMOによると以下の表のとおりです。

参照：SUUMO「【SUUMO】大阪府の市区から土地価格相場情報を調べる」（2024年9月4日時点）

注文住宅を新築で建てる件数が多い中でも、土地価格の相場はまばらです。しかし、人気が高い住宅地は政令指定都市や中核市に該当しており、他の市町村と比べると土地価格が高めの傾向があります。

3. 大阪府の中で土地代が高いエリア

大阪府内で、最も土地代が高いのは大阪市です。SUUMOによると、以下の表に記載している区域は、とくに土地代が高くなっています。

参照：SUUMO「【SUUMO】大阪府の市区から土地価格相場情報を調べる」（2024年9月17日時点）

新築で注文住宅の建築を計画する際、個別に土地を用意すると、住宅の価格を加味できず予算オーバーになりやすいです。土地によっては建築制限があるため、一般的な価格よりも費用が高くなったり希望の間取りを採用できなかったりします。

家づくりで土地と建物をセットにして検討するのは、土地選びの失敗を避けるために有効な方法です。

1. ハウスメーカー

パッケージ化した住宅を販売するビジネスモデルの住宅建設会社が、ハウスメーカーです。各メーカーで住宅を商品化し、独自の構造や部材の違いなどで複数のシリーズを展開しています。

たとえば旭化成ホームズのヘーベルハウスでは、以下のようなシリーズがあります。

• 余白の在る家
• RATIUS GR
• RATIUS RD - FINEST VILLA -
• RATIUS RD
• myDESSIN

全国に拠点があり着工棟数も多いため、施工の品質が安定する点や、長期保証が付いている点がメリットです。アフターサービスの体制も整っているため、長く安心して暮らしたい方に向いています。

また、土地探しから始める場合は、エリアごとに提携している不動産情報ネットワークを通じて、土地と建物をセットで検討できます。プロの知識を参考にして希望に合った土地選びをしたい方は、不動産情報ネットワーク「ACE」にご相談ください。

旭化成ホームズ不動産情報ネットワークACE

2. 工務店

地域に密着して建設業を営んでいるのが工務店です。一人親方のケースでは、設計や施工は提携業者に委託し、全体の進捗を管理するスタイルもあります。

地場の業者のため地域の事情に詳しく、家を建てる土地に適した提案をしてもらえる点が特徴です。ハウスメーカーのようにパッケージ化した住宅を販売するビジネスモデルではないため、以下の部分で選択の自由度が高くなります。

• デザイン
• 間取り
• 内装や外装の素材

広告費をかけない営業スタイルが多く、家づくりのコストを抑えられる点が、工務店に依頼するメリットです。

コストを抑えつつ、間取りや素材などを自由に選択してマイホームを建てたい方に向いています。ただし、業者によって技術力に差があるため、依頼先をじっくりと検討する必要があります。

3. 設計事務所

主に建物の設計や工事監理が設計事務所の業務範囲です。必ず建築士が在籍しており、建築主の意向に沿って、専門家として建物の設計を行い、施工計画をたてる役割を担っています。

ゼロから建物を設計するため、費用は高額になる傾向です。デザインの細部までこだわり、二つと無いマイホームを手に入れたい方に向いています。

1. 安心できる構造や工法を採用しているか

業者を検討する中で、耐震性の高さなど、安心して暮らせる住宅の構造や工法を取り入れているかチェックしましょう。

日本の国土はさまざまな条件から、自然災害が発生しやすいといわれています。たとえば、過去に世界で発生したマグニチュード6を超える地震の約2割は、日本で起きています。

自然災害による被害の心配が不要な土地は、日本にはありません。そのため、業者選びの際は以下のチェックが必要です。

• 震度7以上の揺れにも耐える構造か
• 豪雨による水害にも耐性があるか

災害への耐久性がある住宅を建てられる業者を選べれば、被害を最小限に抑えて短期間での復旧も可能です。

参照：国土交通省「政策を知る」

2. 外観や内装デザインが希望と一致しているか

希望する外観や内装デザインがラインナップに含まれているかどうかも、業者選びでは重要です。

注文住宅でマイホームを建てる魅力の一つとして、デザインを自由に選択できる点があります。希望どおりのデザインが選択できない場合、後悔しかねません。

外観や内装のデザインは後から簡単に変更できないため、希望のデザインをかなえられるかは大切なポイントです。しかし、外観や内装はおしゃれさだけでなく、耐久性やメンテナンス性なども加味する必要があります。

デザインが希望どおりになるかだけでなく、暮らしやすさも踏まえて提案してもらえる業者を選びましょう。

3. 担当者との相性は問題ないか

住宅会社を選ぶ際、担当者との相性も重要なポイントです。

注文住宅を購入するときは、完成して引き渡しを受けるまで何度も担当者と打ち合わせを重ねます。相性がよくない担当者に当たった場合、要望をうまく伝えられず相談しにくいまま、話が進みかねません。

依頼する業者を担当者の人柄だけで決めるケースもあるほど、軽視できない事項です。

4. 職人に高い技術力があるか

業者に技術力が高い職人が在籍しているかも、大切な要素です。

たとえば内装のクロスで継ぎ目が汚くなっていると、見るたびに業者選びで失敗したと思いかねません。

施工技術を確認する方法として、先に着工した住宅の完成見学会に行くなどの対応が考えられます。実際に目で見て技術力を確認すれば、業者選びによる後悔を回避できるでしょう。

5. 保証制度・アフターサービスの体制が万全か

注文住宅の引き渡しを受けた後の保証制度の有無や、手厚いアフターサービスを受けられるかも、忘れずにチェックしましょう。

住宅はメンテナンスされないままでは、住みやすい状態を保てません。また、災害などで住宅が被害に遭った場合でも、すぐにメンテナンスしてもらえる環境なら、短期間で復旧できます。

万が一、新築住宅で柱や梁などの基本構造部分に瑕疵が見つかった場合「住宅の品質確保の促進等に関する法律」で、業者には10年間は責任を追う決まりがあります。

建築会社によって、業者独自に長期保証をしているかどうかが異なるため、そこの確認も重要です。

安心して注文住宅を建てるためには、保証制度や法に則ったメンテナンスの体制がある業者に家づくりを依頼しましょう。

参照：国土交通省「［住宅の品質確保の促進等に関する法律］のポイント」

専門家コメント

人口が多く住宅へのニーズが高い大阪では、将来の資産価値を意識した家づくりができるかも大切なポイントです。耐久性の高い建材を利用した家づくりが可能か確認しておきましょう。

ヘーベルハウスでは、住み替えまで考慮した資産価値の残る注文住宅づくりが可能なので、ぜひご相談ください。