注文住宅で人気の間取り10選!後悔しない決め方のポイントも紹介

「私の家族に合った注文住宅の間取りを知りたい」
「注文住宅の間取りを決める際、意識するポイントは何がある?」

注文住宅の新築を検討している方で、このようにお悩みの方は多いのではないでしょうか。

間取りやデザインを自由に決められる点が、注文住宅の魅力です。しかし、豊富に選択肢があるからこそ、どの間取りにしたら快適に暮らせるのかわからなくなってしまうこともあるでしょう。

この記事では注文住宅で人気の高い5つの間取りや実例10選、決め方の7個のポイントを紹介します。多くの実例を見れば暮らし方をイメージできるようになり、我が家に合うレイアウトを見つけられるでしょう。

この記事でわかること

  • 人気の高い間取り
  • 間取りを決める際のポイント・注意点
  • 間取りの実例

ヘーベルハウスが提供する情報ナレッジサイト「THINK HAUS」では、豊富な間取りの実例を動画と画像で紹介しています。

オーナーインタビューを掲載しているため、自身のライフスタイルに近い実例を見つけやすいです。動画で実例を見られるので、画像を見るだけよりもリアルに理想のレイアウトをイメージできるでしょう。

さらに、質問に答えるだけでライフスタイルにぴったりな間取りがわかる、プランシミュレーターもご利用いただけます。

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もくじ

  1. 注文住宅で人気の間取り5選
  2. 注文住宅の間取りのおすすめ例10選
  3. 注文住宅の間取りで後悔しない決め方7つのポイント
  4. 注文住宅で間取りを決定する流れ
  5. 注文住宅の間取りは実例を参考にして決めよう

注文住宅で人気の間取り5選

注文住宅で人気の間取り5選は、以下のとおりです。

それぞれの特徴と人気の理由を、順に説明します。

1. 土間収納(シューズクローク)

シューズクロークは、玄関の土間を活用した収納スペースです。家族の靴だけでなく、さまざまな物を収納できる空間として人気があります。

以下は、シューズクロークに収納する物の例です。

  • ベビーカーや三輪車
  • 子どもの遊び道具(砂遊び道具、ラケット、ボール類など)
  • 趣味の道具(キャンプ用品、釣り具、ゴルフバッグなど)
  • ガーデニング用品
  • 庭掃除の道具
  • キャリーケース
  • コート類

季節用品の他、屋外で使う物を玄関先でさっと出し入れできると、室内が物であふれずにすみます

2. パントリー

食事や調理に関する物を収納するためのスペースを、パントリーと呼びます。物を出し入れしやすいように、パントリーはキッチンのすぐ近くに配置する間取りがほとんどです。

パントリーで保管する物の例は、以下の通りです。

  • 食品や飲料
  • キッチンペーパー
  • 使用頻度の少ない調理器具

共働き世帯で週末に食品をまとめ買いするなど、買い物の頻度が少ないライフスタイルの家庭に人気です。長期間保存可能な食品を大量にストックできるため、防災対策として非常食の保管にも利用できます。

3. 対面式キッチン

対面式キッチンでは調理場が独立しておらず、キッチンとリビングが一体化しています。

調理中に壁ではなくリビングに向かう配置のため、対面式キッチンでは以下が可能になります。

  • 子どもの様子を見ながら調理
  • 家族や来客と会話しながら調理
  • 調理中にテレビを視聴

子どもの様子を見たり家族とコミュニケーションをとったりしながら食事を準備できるため、子育て世帯に人気です。時間が無い場合でも調理や洗い物をしながらTVでニュースをチェックするなど、効率よく時間を使えるでしょう。

4. 家事動線のよい水廻り

家事をする際に効率よく動き回るには、水廻りの家事動線のよさが重要です。以下のような水廻り設備が近くにまとまっていれば、てきぱきと家事をこなせます。

  • キッチン
  • バスルーム
  • 洗面所
  • ランドリールーム

洗濯機を回している間に食事を準備する場合、キッチンとランドリールームが近ければ移動が少なく負担が減ります。共働きや子育て世帯など、限られた時間で効率よく家事をこなしたい家庭に人気の間取りです。

さらに、水廻りの設備を近くに設置すると配管などの工事が少なくすむため、建築費用を抑えられるメリットもあります。

5. 和室

主に畳を床に敷いた伝統的な様式のつくりの部屋が和室です。リビングから続く畳コーナーも、人気が高くなっています。

以下に挙げるように用途が多く、汎用性の高い点が人気の理由です。

  • 子どもの遊び場
  • 昼寝スペース
  • 家族団らんの場

引戸を採用すれば和室を1つの空間として独立させられるため、客間としても利用できます。親世帯や子世帯との同居が必要になった場合でも、大がかりなリフォーム無しで個室を確保できるでしょう。

専門家コメント

近年、ヘーベルハウスで人気のある間取りは以下のとおりです。

  • アウトドアリビング
  • ビルトインガレージ
  • 吹き抜けやダウンフロア

いずれも、ヘーベルハウスの強固な鉄骨造だからこそ実現できる間取りです。構造が強いと建物を支える柱が少なくてすむため、空間の自由度の高い設計が可能になります。

注文住宅の間取りのおすすめ例10選

ヘーベルハウスの注文住宅の、間取りおすすめ事例を紹介します。

どのようなこだわりがあるかなど、順に見ていきましょう。

1. 天井と床の高さに変化をつけた解放感のある間取り

天井に高さを出すことで、リビングやダイニングに伸びやかな開放感をもたせた間取りです。

ダウンフロアを採用し、リビングがよりゆったりと過ごせるような工夫を施しました。開口が大きい窓を開けると、室内と屋外が一体となり解放感を得られます

2. ハイルーフユニットが空間に縦への広がりを持たせる間取り

ハイルーフユニットを採用した天井が空間を縦に広げて、開放的なリビングを実現した間取りです。むき出しになった梁が、空間のアクセントになっています。梁の向こう側にも空間が続くため、リビングが縦に広く感じられます。

3. 大開口の窓で屋外とつながる居心地のよいリビングのある間取り

窓を折りたたんで間口いっぱいに開放できるフォールディングウィンドウをリビングに設置し、空間に一体感を持たせた間取りです。開口が大きい窓から光と風が室内に入り、一日を過ごしたくなるような居心地のよいリビングになっています。

4. アウトドアリビングの半屋外で自然とつながれる間取り

大開口の窓をL字型に配置することで、LDKと半屋外の空間に一体感が生まれ、どこにいても自然とつながれる間取りです。明るさと風通しのよいリビングには温もりがあり、快適に寛げる空間になっています。

5. 趣味やインテリアで毎日の暮らしを楽しめる間取り

家族で暮らしを楽しむため、場所ごとに異なるインテリアスタイルを採用した間取りの実例です。2階のインナーバルコニーは、ランドリールームとして活用する他、趣味の自転車を飾って楽しむスペースになっています。

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6. 吹き抜けのあるLDKで開放的な空間を楽しむ間取り

共働きで忙しい毎日でも家族一緒の時間を作れるよう、リビングの天井に吹き抜けを設置し開放的な空間を実現した事例です。

水廻りを近くに集約して動線を工夫したことで、家事の時間が短縮できます。

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7. LDKとバルコニーが一体になった解放感のある間取り

2階にLDKを配置し、バルコニー「そらのま」とつないだ間取りです。

バルコニーにはルーバーを設置しているため外部からの目隠しとなり、LDK側のカーテンを開けたままにできます。

カーテンを閉めなくてよいため明るい光が室内に入り、LDKとバルコニーが一体になって面積以上の広さを体感できる空間を実現しました。

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8. LDKから和風庭園を眺められる和モダンなデザインの間取り

代々引き継いできた広い和風庭園を、1階のLDKや和室からのんびりと眺められる間取りです。

和室とLDKは隣接していて、間仕切りとなっている格子を開けると、より広い空間に変わります。

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9. 明るさと風通しのよさをかなえた2階リビングのある間取り

南西方向にバルコニーを開くことで、2階に配置したリビングは明るく風通しのよい空間を実現した間取りです。

LDKとつながるバルコニーは、隣家のある側面を壁で閉じています。バーベキューなどアウトドアな遊びを、プライバシーを守りながら楽しめます。

1階にある子ども部屋は、将来3つの部屋に分けられるよう設計しており、ライフステージの変化に備えている点も特徴です。

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10. ダウンフロアやスケルトン階段を採用し開放感のある間取り

LDKの中で、リビングの床だけ低くするダウンフロアを採用しています。

開口いっぱい窓を開けられるフォールディングウィンドウが、LDKに抜群の解放感を持たせています。1階のリビングから2階に続く階段はスケルトン式のため、どこにいても家族の様子を感じられる間取りです。

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注文住宅の間取りで後悔しない決め方7つのポイント

注文住宅の間取り決めで後悔しないように意識したい事項は、以下の7つです。

何を考慮するべきか、1つずつ見ていきましょう。

1. 生活しやすい動線を考える

効率よく家事をこなせるレイアウトになっているかは、じっくり考えたい箇所です。

たとえば洗濯機と物干し場が離れていると、洗い終わった衣類を運んで干す手間が増えて家事の効率が悪くなります。反対に場所が近ければ移動する距離が減り、その分効率よく家事をこなせます。

実際の生活シーンを想像し、平面図に動線を書き込んでみるとイメージが湧きやすいでしょう。

2. 家具の設置場所を考える

間取りを決める段階で家具の配置場所をイメージしておくと、失敗を少なくできます。

家具を置くと壁面のコンセントが隠れてしまい、電源を確保しにくいケースがあります。しかし、先にどの家具をどこに設置したいか決まっていれば、使いやすい位置にコンセントの配置が可能です。

コンセントは壁の中に配線がある兼ね合いで場所を変更できず、増設も簡単ではありません。とくに大型の家具は先に配置を決めておくと、使いやすい位置にコンセントを設置できるでしょう。

3. 生活音を意識する

生活音が響くかどうかも、間取りの検討段階でチェックしたい事項の1つです。

とくに2階や3階に水廻りを配置する場合、排水の音が階下に響きやすくなります。二世帯住宅などで、水廻りの真下に生活時間が違う家族の寝室があると、トラブルの原因になりかねません。

隣家との距離が近い場合も、窓の配置を工夫するなどして音漏れに配慮が必要です。トラブルを招かないために、周囲に生活音を響かせないように間取りを工夫しましょう。

4. 採光や風通しを考慮して窓を配置する

日当たりや風通しのよさは暮らしやすさに直結するため、窓の種類や配置が重要です。

周辺環境との兼ね合いや土地の条件で、窓のベストな配置場所は住宅ごとに異なります。

家づくりのプロの意見を取り入れながら、建築基準法に従った窓の設計をハウスメーカーに依頼しましょう。

5. 収納スペースを確保する

長く生活していくと必然的に物が増えるため、収納の空間を確保しましょう。充分な収納スペースが無いと、将来的に室内が物で溢れた状態になりかねません。

間取りを決める際、部屋の広さや配置に意識が向きやすく、収納スペースを十分に考慮できない傾向があります。国土交通省の意識調査によると、新築した住宅でも4割近くが、収納スペースに不満を抱えているといわれています。

一戸建て住宅では、床面積に対して10〜15%の収納スペースが一般的です。将来、物が増えても収納スペースを確保していれば、生活空間が圧迫されず快適な暮らしを保てるでしょう。

参照:国土交通省「住生活に関する意識調査の結果概要

6. 希望する間取りの優先順位を決めて検討する

取り入れたい間取りが多く家族の意見がまとまらない場合は、検討を始める前に優先順位をつけましょう

家づくりの際、一般的にWebサイトで画像を閲覧したりモデルハウスを見学したりして、マイホームをイメージしていきます。しかし、多くの事例を見ると理想が大きくなり、取り入れたい間取りが増えて予算に収まらない懸念があります。

予算と希望の兼ね合いの調整が、家づくりで難しい部分です。希望をすべて洗い出し、絶対に譲れないもの、無くても困らないものに分類してから間取りを決めると、予算内に収められるでしょう。

7. ライフステージの変化を考慮する

将来ライフステージが変化することを含めたプラン決めは、間取りで後悔しない方法です。

子どもの成長・独立や、親世帯または子世帯との同居などで、ライフステージが変化すると生活スタイルも変わります。家族構成が変われば、最適な間取りも変化します。

たとえば、子どもが小さいうちは専用の部屋を持たなくても、一定の年齢になれば個室が必要です。反対に、子どもが独立したことで、部屋数を減らせることもあるでしょう。

将来、間取りの変更が必要な可能性がある点を考慮すれば、失敗を避けられます。

ライフステージの変化を踏まえた間取りにするなら、似たような家族構成の成功事例を参考にするのがおすすめです。ヘーベルハウスの情報ナレッジサイト「THINK HAUS」では、画像と動画で間取りの事例を豊富に紹介しています。

動画では家族構成を含めてオーナーにインタビューしているため、近いライフスタイルの事例を見つけやすいでしょう。理想の間取り探しでお悩みの方は、以下より会員登録してご利用ください。

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注文住宅で間取りを決定する流れ

注文住宅は、大きく以下の4段階に分けてプランを決めていきます。

  1. 1. 間取りの実例を見て情報収集
  2. 2. 実現したい暮らし方を想像
  3. 3. モデルハウスや展示場を見学
  4. 4. ハウスメーカーに設計と見積りを依頼

最初にできる限り多くの事例を見て、かなえたい暮らし方を想像します。理想の暮らし方を見つけてから、住宅展示場やモデルハウスで実際の間取りを見学しましょう。

実現したいプランをまとめた上で、設計と見積りを依頼します。間取りが確定したら着工に向けての準備に入るのが、注文住宅で間取りを決めるまでの流れです。

専門家コメント

間取りは外側から順に決めていきましょう。注文住宅を建てる土地の周辺環境により、駐車場や門塀、玄関などの位置が必然的に決まります。

次に、窓の配置や内装など、屋内の間取りを決めていくとよいでしょう。生活導線や採光なども加味して、理想の間取りを考えてみてください。

▼関連記事
家づくりの流れ12ステップ!何から始めるかや期間をわかりやすく解説

注文住宅の間取りは実例を参考にして決めよう

注文住宅は間取りやデザインを自由に選択できるため、最適なプランを選ぶのが難しい部分があります。

間取りで後悔しないための決め方のポイントは、以下の7つです。

  • 生活しやすい動線を考える
  • 家具の設置場所を考える
  • 生活音を意識する
  • 採光や風通しを考慮して窓を配置する
  • 収納スペースを確保する
  • 希望する間取りの優先順位を決めて検討する
  • ライフステージの変化を考慮する

実際に家を建てた実例を見てこだわった箇所を知ると、我が家のライフスタイルに合う間取りがわかるでしょう。

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