ご計画から完成までのストーリー
二次相続に備え複雑な名義や権利を整理
老朽化したアパート4棟と自宅のあった土地の新たな活用を計画されたY氏。
「きっかけは相続対策です。父からの相続を終え、二次相続への備えをどうしようかと考えている時に旭化成ホームズの相続対策セミナーに参加しました」とご長男は弊社との出会いを振り返ります。
広大な土地の上、その土地や建物はY氏が代表を務めている法人とY氏個人の名義が混在していました。そこで土地活用計画より前に、その名義や法人の借地権を整理する必要があると判断しました。
具体的には、法人名義の建物が個人名義の所有地に建っていて、土地の無償返還の手続きがされていないため、そのまま建物を壊して全てをY氏名義にすると、借地権の売買が行われたことになり、相続税以上に負担の大きい法人税が発生してしまいます。それを回避するために新たな枠組みを検討しました。
旭化成ホームズでは、約600坪の土地を改めて分筆し、法人と個人の土地を分け直して借地権を移動。その上で新たな土地活用を計画しました。
「数社に相談しましたが、この問題に気付いて名義などの整理をした方がいいとアドバイスしてくれたのは旭化成ホームズだけ。当初から資産コンサルティングの専門家の方も同席し、資産全体を考えた納得のいく提案をしてくれたことも他社にはないものでした」
「また、父の相続時に税金を余分に払っていることも教えていただき、まとまった額の還付を受けることができました」とご長男はおっしゃいます。
法規制によって生まれてしまう空地を入居者同士の交流の場に
新たな土地活用法として、旭化成ホームズがご提案したのは「ペット可」とは一線を画すペット共生型賃貸住宅。Y氏、ご長男、ご次男の3つのご自宅を併設した4棟の計画です。
周囲の環境もペットに適しており、法規制によって必然的に生まれてしまう広い空地を活用し、付加価値を生み出す方法としてペット共生型賃貸住宅をおすすめしました。広い空地があることで、ペットを介して入居者同士の自然な交流ができるスペースや散歩道といったペットを飼う方に魅力的な空間を作るプランです。
土地が広いので活用方法はいろいろ考えられますが、その中で最善と思われるプランをご提案しました。
獣医のご次男にも評価いただいたペット共生賃貸
最終的に絞り込んだ3社を比較検討し、選ばれたのが旭化成ホームズ。
「立地的に当面は一般的な賃貸住宅でも大丈夫だと思いますが、将来的に差別化を図るために需要の見込めるペット共生はよいコンセプトだと思いました。デザインやプランも旭化成ホームズが一番でした」とご長男。
獣医をされているご次男も「ペットを介したコミュニティスペースなどがあると、ペット可の物件と比べてもよい差別化になると思います。長年、賃貸経営に携わってきた母も、動線や収納がよく考えられていて暮らしやすそうな間取りだと賛成してくれました」。
ご次男からは病院に来る飼い主さんの声を参考に、獣医の立場ならではの要望をいただき、間取りや設備に反映させていただきました。
30年一括借上げシステムを採用し、すぐに満室という順調な経営をスタートされたY氏。「個人、法人で借り入れができ、相続税対策もイメージしていた通りにできました。竣工まではいろいろなことがありましたが、スタッフのみなさんが本当によく考えて対応してくださって、感謝しています」とのお言葉をいただきました。