ご計画から完成までのストーリー
庭の自然とペット共生でさらなる付加価値を
広大な庭とご自宅があった土地の新たな活用を計画されたK氏。ご子息はおっしゃいます。「祖父から受け継いだ土地を次代へと残すため、賃貸住宅の建築を検討したいと伝えました。3社から提案を受けたなか、プラン内容が良く、営業担当者の熱心さ、本気度が伝わってきたのが旭化成ホームズ。相続対策や安定した賃貸経営はもちろん、庭の樹木を残す、重厚感のある佇まい、入居者の方の快適な住環境や近隣への配慮などたくさんの要望を伝え、プランの提案を依頼しました」
K氏のご要望に応えるプランを追求するなかで、ご家族の思いを受け、ご提案したのは3階建て・2棟からなるペット共生型の自宅併用賃貸住宅です。敷地は最寄り駅から徒歩10分を若干超えるため、入居者の部屋探しの際にインターネットの検索から漏れる可能性が考えられました。環境等から考えると、ファミリー向け物件では、入居者がペットを飼う比率が高くなる一方で、周辺にペットと共生できる賃貸住宅は希少です。ペット共生型と素晴らしいロケーションのパワーを合わせることでより市場に訴えかけることができると判断しご提案しました。
「駅前にはマンションがたくさん建っていて、30年先を考えると物件に個性が必要です。高台で、庭の自然があって、さらにもうひとつ何か特長をと考えたとき、ペット共生型という提案は一番良いと感じました。ペットの環境を変えたくないため長く住んでもらえるのも魅力。若い世代が入ってくれる、街に活気がつく物件にしたいという思いにも合った提案でした」とご子息はおっしゃいます。
多彩な設計の工夫でより魅力的な空間に
樹木については、選定に2日間かけ、1本1本どのような残し方が最善か、K氏と何度もお打ち合わせをしながら設計を進めました。例えばもみじ棟は、既存のもみじをコの字型に囲むように建物を配し、賃貸住戸やご自宅から眺めを楽しめるようにしています。
また、賃料のとれる2LDK、3LDKを増やし、さらに大きなウォークインクローゼットなどの収納を充実させた住戸、書斎のある住戸など、間取りにバリエーションを持たせて魅力を高めています。
外観については、建物に凹凸をつけ、エントランスのタイルなども厳選して、へーベルの量塊感を活かした高級感のあるデザインとしました。2棟の配置や樹木の配置にも細かく気を配り、一体感を持たせながら、収益につながる駐車場や保存緑地の確保という課題にも応えています」
快適なご自宅と子世代に配慮した相続対策を実現
30年一括借上げシステムを採用し、順調な経営をスタートされたK氏。
「ローンは返済期間を変えて4本組み、最初の10年は返済優先として元本を早く減らすようにしています。相続対策だけでなく後世に苦労を押し付けることのないよう、メリットを享受するのは子どもたちとなるように考えています。自宅は快適ですし、地震の際には頑丈さも実感。運用面でのサポートの手厚さ、対応も素晴らしい。ずっと模索していた、この土地でなければできないことをという思いに、誠実に粘り強く応えていただきました」との言葉をいただきました。