ご計画から完成までのストーリー
建て替え前の物件の入居者にも細やかに配慮
大阪市東住吉区に所有するアパートの建て替えを計画されたY氏。
「始まりは約9年前、相続対策がきっかけでした。いろいろな会社を検討し、旭化成ホームズに決めた一番の理由は、営業担当が他社の方に比べて、ひと回りもふた回りも親身だった点。その最たる出来事が、入居されていた方の退去について相談をした際に、『少々時間がかかっても、時間的な余裕を入居者様に差し上げて退去していただきましょう』と言ってくださったことです。
強引に進めるのではなく、みんなが気分よく終われるようにとの私たちの思いを十二分に汲んで、入居者様への対応についても一緒にフォローしますと言ってくれました。感性がフィットして安心感がありましたね」とおっしゃいます。
耐震性や耐久性といった性能については、設計の仕事をされていたご主人もチェックをして安心できたとのことです。
計画を中断している間に法規制が解除され4階建てが可能に
契約後、諸事情から建築を一旦休止されましたが、7年が過ぎたときに計画を再スタート。
「その間には母が亡くなって相続の手続きをしたり、自宅を建て替えたり。旭化成ホームズは、長い期間待っていてくださいました。一番心配だった入居者様の退去もいろいろとアドバイスをしていただき、一切もめることなく約1年をかけて終わらせることができました」
旭化成ホームズがご提案したのは、1LDK×14戸、2LDK×6戸の4階建て。9年前の契約時は、敷地が都市計画公園予定地だったため、2階建てまでしか建築できませんでした。ところが再スタートに伴って改めて確認したところ、休止していた間に法規制が解除され4階建てが可能になっていたため、迷うことなく4階建てをご提案しました。
間取りは市場ニーズの高い1LDKを中心に、選択肢の幅を広げるためにファミリー向けの2LDKを組み合わせています。さらにY氏のご要望で建物の中央に階段室と吹き抜けを設けることで角部屋を多く確保し、現在はもちろん、将来、隣地に建物が建ったときにも各住戸の採光・通風が得られるようにしています。
細長い敷地を有効活用し、光と風、緑豊かな空間に
今回の計画の西側の敷地は弟様が相続されているため、その敷地にも配慮し、魅力をさらに高めるプランをご提案しています。将来、弟様が西側の賃貸住宅を建て替えても、建物と建物の間に緑地帯があり、そこに光や風が入り、廊下にも採光が得られるように共用部は西側に配置しました。
小さなお子様のいる家族が想定される2LDKは3階までで、4階はすべて1LDKに。4階には約6畳の広いベランダのある住戸を設けて魅力を高めています。エレベーターはありませんが、4階住戸から入居が決まっていきました。
30年一括借上げシステムを採用し、完成後はすぐに満室になるなど順調な経営をスタートされたY氏。「打ち合わせでは数多くの要望を出しましたが、構造上不可能なこと以外はすべてかなえていただきました。想像していたとおりの出来映えです」とのお言葉をいただきました。