ペプチドリーム株式会社との共同研究開発契約締結について

2016年3月28日
旭化成ファーマ株式会社

 旭化成ファーマ株式会社(本社:東京都千代田区、社長:堀 一良、以下「旭化成ファーマ」)は、ペプチドリーム株式会社(本社:東京都目黒区、社長:窪田 規一、以下「ペプチドリーム社」)と、この度、複数の創薬標的分子に対する特殊ペプチド※1を創製することを目的とした共同研究開発契約を締結しましたのでお知らせします。

 ペプチドリーム社がもつ独自の創薬開発プラットフォームシステム「PDPS(Peptide Discovery Platform System)」は、特殊ペプチドを人工的かつ迅速に創製することで、桁違いの多様性をもったペプチドライブラリーを構築し、標的分子に対して効率的かつ高速にスクリーニングすることで、医薬品としての可能性を秘めた特殊ペプチドを短期間で見出すことができる技術です。

 本契約により、旭化成ファーマは、「PDPS」を利用した特殊ペプチド創製技術を次世代の新薬研究に取り入れることが可能になり、今後の創薬研究において医薬品候補物質取得の可能性を飛躍的に向上させることができるものと期待しています。

※1 特殊ペプチド:生体内の蛋白質を構成するアミノ酸の他に、天然には存在しないアミノ酸を含んだ特殊なペプチド。特殊ペプチドを用いることで、従来、低分子化合物では創薬が難しかった標的分子に対して、抗体に匹敵する高い活性と低分子化合物が保有する優れた動態プロファイルを併せ持つ医薬品候補物質の創出が可能になる。

<ペプチドリーム社について>
 ペプチドリーム社は、平成18年7月に設立された、世界最先端のペプチド創製技術を保有するバイオベンチャー企業です。独創的な基盤技術PDPSを駆使して、特殊ペプチド創薬に特化した事業を展開しており、世界中の製薬会社とコラボレーションすることで、医薬品の研究開発を推進しています。
 PDPSに関わる特許はペプチドリーム社が保有しています。ペプチドリーム社ならびに保有する技術の詳細についてはペプチドリーム社HPをご確認ください。

以上