旭化成建材(株)による過去10年間の杭工事実績の調査状況について

2015年10月29日
旭化成株式会社

 当社が本年10月22日に発表しました「旭化成建材(株)の過去10年間の杭工事実績(施工データの流用等が無かったかを確認する現場数)について」にてお知らせしました、過去10年間の杭工事実績3,040件について、旭化成建材株式会社(本社:東京都千代田区、社長:前田 富弘、以下「旭化成建材」)は現在調査を進めております。
 この過程において、横浜市所在のマンション(以下、「当該物件」)とは異なる現場代理人の者が担当した案件においてもデータ流用等があったことを確認いたしました。昨日より報道されている釧路市および横浜市の物件についても、これに該当いたします。

 現時点では、全3,040件の調査が完了しておらず、データ流用等が確認された件数や、関与した者の数の全体を把握するに至っておりません。また、流用等の背景や動機についても引き続き調査を進めております。これらの調査結果を元に、今後は旭化成建材における杭工事の管理体制の不備についても調査を進めてまいります。またこれらの調査結果については、外部調査委員会の検証も踏まえ、下記のスケジュールに従い順次公表してまいります。

 この度は調査および結果のご報告について時間を要しており、関係各位にご迷惑をおかけしており申し訳ございません。データ流用等の有無は元請建設会社様のご協力を仰ぎながら、鋭意取り組んでおります。

 最後になりますが、今回データ流用等が判明しました物件の居住者の皆様をはじめ、関係各位の皆様方に重ねて心よりお詫びを申し上げるとともに、今後の再発防止と信頼回復に努めてまいります。

今後のスケジュール(予定)

  1. 10月30日
    3,040件に関する調査の進捗状況の公表
  2. 11月2日
    当該物件の現場代理人が関わった物件の調査結果の公表
  3. 11月13日
    3,040件に関する調査結果の公表
以上