キュプラ繊維「ベンベルグ」における環境認証GRS取得のお知らせ

2017年5月25日
旭化成株式会社

 旭化成株式会社(本社:東京千代田区、社長:小堀 秀毅)は、Textile Exchange※1よりキュプラ繊維「ベンベルグ」においてGRS(Global Recycle Standard)※2を取得しましたのでお知らせいたします。

 近年、国内外においてサスティナビリティに対しての関心が高まっており、サスティナビリティ製品の取り扱い割合を具体的な会社目標として設定しているアパレル、小売業者が多数見受けられるようになってきています。

 「ベンベルグ」は、コットンリンター(綿実の周りの産毛)を原料とする再生繊維で、さわやかな着心地や優しい肌触り、天然原料由来ならではの環境適合性などを活かして、現在高級スーツなどの裏地から、アウター・インナー・寝装・スポーツなど幅広い用途で展開されています。

 今回、本来繊維として使用されないコットンリンターを100%原料としていることや、化学薬品の管理や環境に配慮した生産技術体制が整ったトレーサビリティのある生産体制が確立されていることが評価され、GRS認証を取得しました。

 昨年、ポリウレタン繊維「ロイカ」※3においても、「ロイカ」EFタイプがリサイクル原料仕様としてすでにGRS認証を取得しています。ポリウレタン糸としては現状世界で唯一のGRS認証品として欧州を中心に通称「Eco Smart」として高い評価を得ています。

当社は、今後も「ベンベルグ」「ロイカ」をはじめ、あらゆる繊維製品においてサスティナブルな社会の実現に貢献すべく、環境配慮型素材の進化に向け技術開発を推進していきます。

以上