欧州他における「Bemberg」ブランドの統一について

2018年9月4日
旭化成株式会社

 このたび、旭化成株式会社(本社:東京都千代田区、社長:小堀 秀毅)は、キュプラ繊維の商標を欧州他で「Bemberg」に統一することにしましたのでお知らせいたします。これにより、当社はキュプラ繊維「ベンベルグ」のプロモーションをグローバルに強化してまいります。

 「Bemberg」の商標はかねて欧州では他社の商標として登録されていましたが、先般当社は、世界唯一のキュプラ繊維製造会社として当該商標を取得しました。当社はかつて、欧州他では「Cupro」の名称でマーケティング活動を行っていましたが、今後は、「Bemberg」に統一してブランドを訴求してまいります。

 それに伴い、今後は以下のプロモーション強化案を計画しております。

【プロモーション強化案】

  1. 新ビジュアルによる新たなイメージを欧州中心に発信(欧州にて制作中)
  2. サステナブルな素材としての発信強化
  3. 「Bemberg」特有のフィブリル加工の環境対応型新技術の紹介
  4. コンポスタブル(堆肥化可能)な生分解糸としてのアピール
  5. 日欧およびアジアのコンバーターと生地の開発強化
  6. 各展示会への出展(Premiere Vision Paris、Premiere Vison NY、Interfiliere Paris, Intertextile 上海、ISPO Munichなど)
  7. アパレル・ブランドとのコラボ企画検討(百貨店での消費者への販促イベントなど)
  8. 社会貢献活動の強化(インドにおけるビジネス行動要請(BCtA)、中国での<旭化成・中国未来の星デザインイノベーション大賞>など)

 なお、フランス・パリで開催される Premiere Vision Paris(開催期間2018年9月19日~21日)において上記強化策について発表する予定です。また、欧州における「Bemberg」ブランドの使用開始と同時に、インド、パキスタンでも今までの「Asahi Bemberg」から、今後は「Bemberg」に商標を統一して使用してまいります。

 旭化成の「ベンベルグ」は1931年に生産を開始して以来87年間の歴史を有しています。今後も素材特性や生産技術に磨きをかけ、サステナブルなオンリーワン素材として「Bemberg」ブランドの展開を強化してまいります。

以上