旭化成不動産レジデンス株式会社（本社：東京都新宿区、代表取締役社長：池谷 義明）が参加組合員として参画する、熊本県熊本市の「上熊本ハイツ建替え事業」は、熊本市による公費解体を完了し、8月27日に無事起工式を執り行いましたのでお知らせします。熊本地震における被災マンションのうち住民が主体となって再建を行うマンションとしては第1号^※1ですが、今回の本体工事により、2020年4月の竣工に向けて力強く復興の第一歩を踏み出しました。

　「上熊本ハイツ」は、2016年4月に発生した熊本地震によって団地全体が熊本市の罹災証明で全壊とされたマンションです。住民による積極的な建替え推進活動のほか国や県の協力を得た熊本市の尽力により異例のスピードで建替え決議が成立し、早期再建をスタートすることができました。

　再建後の建物は、「アトラス上熊本」の名称で14階建1棟（184戸）の大規模マンションとして生まれ変わります。当社はこれまでも高経年マンションの建替え事業に尽力してまいりましたが^※2、九州では初のマンション建替え事業となります。復興のモデルケースとなるような防災・備災に優れた計画を住民の皆さまと共に推進してまいります。

＜8月27日 起工式＞

施主挨拶：上熊本ハイツマンション建替組合 理事長 福田 司明さま

「行政の皆さまのご協力をいただきながら、やっと今日の日を迎えることができました。“新しいマンションでオリンピックを見る”を合言葉に今日まで事業を推進してきました。2020年春竣工を目指して工事の安全を祈願いたします。」

ご来賓挨拶：熊本市 都市建設局 建築住宅部 部長 山本 純一さま（大西 一史市長ご挨拶代読）

「本日めでたく起工式を迎えられましたことを、心よりお慶び申し上げます。上熊本ハイツの建替えが契機となり、被災したマンションの再建が加速するものと考えております。」

施工者挨拶：（株）福田組 九州支店 支店長 湯上 聡さま

「皆さまお一人お一人の熱い思いをしっかり受け止めて、竣工まで無事故無災害で良い建物を完成させたいと思います。」

参加組合員挨拶：旭化成不動産レジデンス（株）専務取締役・開発営業本部長 兒玉 芳樹

「“希望をかたちに。未来へ繋ぐ。すまいの集合体”という本計画のコンセプトを必ず実現し、組合員の皆さんに喜んでいただけるよう、全力を尽くすことをお誓いします。」

1. 1．災害に強いマンション計画

   防災井戸、マンホールトイレ、かまどベンチ、災害用浄水器等を設置します。

2. 2．地域と自然をつなげるランドスケープ計画

   敷地西側の通り沿いには緑地帯を設け、地域と人と自然を結ぶきっかけとなるランドスケープ計画とします。安心・安全なくらしの為のセキュリティ計画、歩車分離やバリアフリーの動線計画など、多世代の方が安らかに過ごすことのできるすまいを実現します。

3. 3．全戸南向き設計

   東西に長い敷地を活かした明るい住まいです。バルコニーにはガラス手摺を採用します。

Ⅱ．これまでの経緯とスケジュール

2017年10月

建替組合設立認可申請

2017年11月

解体工事着手（熊本市による）

2017年12月

建替組合設立認可

2018年1月

建替組合設立総会

2018年7月

権利変換計画認可

2018年8月

本体工事着手

2018年10月

販売集客開始（予定）

2020年4月

竣工（予定）

Ⅲ．建設地案内図

＜「アトラス上熊本」販売情報HP＞
https://www.afr-web.co.jp/atlas/mansion/kamikumamoto/index.html/
現地モデルルームオープンは本年10月下旬を予定しています。

以上

プレスリリース一覧