軟質容器を用いた白血球除去フィルターに関する発明が平成30年度全国発明表彰「発明賞」を受賞

2018年6月13日
旭化成株式会社

 このたび、旭化成株式会社(本社:東京都千代田区、社長:小堀 秀毅、以下「旭化成」)のグループ会社である旭化成メディカル株式会社(本社:東京都千代田区、社長:姫野 毅、以下「旭化成メディカル」)が開発した「軟質容器を用いた白血球除去フィルター(商品名:「セパセル」)に関わる特許(特許第4917076号)」が、公益社団法人発明協会主催による平成30年度全国発明表彰の「発明賞」を受賞しましたのでお知らせします。

1.受賞の経緯

 旭化成メディカルは、1974年にセルロース中空糸膜による人工腎臓を日本で初めて開発して以来、血液関係の先進的機器の開発、および製薬プロセスのエンジニアリング開発を行ってきました。

 本発明は、旭化成グループで開発した超極細繊維を用いて、世界最高水準の白血球除去性能を実現するとともに、旭化成メディカルで開発した樹脂の特殊溶着技術により、遠心分離操作時の耐久安定性と易操作性の両立を実現しました。

 当社グループは、今後もグループ内の技術をConnectし、社会に新たな価値を提供してまいります。

2.受賞者

  • 横溝 朋久
    旭化成メディカルMT株式会社 セパセル技術開発部 主幹研究員
  • 松浦 良暢
    旭化成メディカルMT株式会社 回路・CRSプロジェクト 回路グループ グループ長
  • 岡 慎一郎
    旭化成ホームズ株式会社 社長付(元 旭化成メディカルMT株式会社 社長)
左から旭化成副社長の中尾 正文、旭化成メディカルMTの松浦 良暢、横溝 朋久、旭化成ホームズ株式会社の岡 慎一郎、旭化成メディカル社長の姫野 毅
左から旭化成副社長の中尾 正文、旭化成メディカルMT 松浦 良暢、横溝 朋久、旭化成ホームズ 岡 慎一郎、旭化成メディカル社長の姫野 毅

<ご参考>

  • 平成27年度 発明協会会長賞「金-酸化ニッケルコアシェル型ナノ粒子触媒の発明」
  • 平成24年度 恩賜発明賞「電子コンパスの自動調整技術の発明」
  • 平成23年度 発明賞「ポリスルホン膜人工透析器の発明」

公益社団法人発明協会のHPはこちら
http://koueki.jiii.or.jp/hyosho/zenkoku/2018/zenkoku_jusho_ichiran.html

以上