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知的財産権の有効活用

基本的な考え方

私たちは、「高度化する事業の利益を守り、かつ、事業の価値の最大化を実現する」ことを目指しています。当社事業価値の源泉である、コア技術やブランドなどの知的財産を含む無形資産を、社会動向・ニーズをとらえることにより戦略的に創出、管理および活用し、企業価値ひいてはお客様価値の向上につなげていきます。

知的財産の創出と活用

旭化成ホームズグループは、日々、技術改革に取り組むとともに、知的財産の創出と活用に関する活動を積極的に推進しています。

1)コア技術などに関する知的財産(特許権)

安全性・耐久性・居住性などへーベルハウス・へーベルメゾンの性能を支えるコア技術「シェルター技術」をはじめ、家族構成に応じた住まい方などの「住ソフト技術」、サステナビリティに貢献する「CO₂排出削減技術」、さらにはDXを活用した「ウェルネス、サステナビリティ、生活、レジリエンス関連サービス」などの実施技術を中心とした特許出願の強化を図っており、約750件の国内特許権(2024年度現在)を取得しています。

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特許第5583314号「柱と梁の接合部構造」による、無溶接・22㎜厚の重厚な「大黒柱」で自由なプランニングを実現

2)デザインなどに関する知的財産(意匠権)

ヘーベルハウス™・ヘーベルメゾン™は、鉄骨とALCパネルを活用した高耐久・高耐火・高耐震の性能が表れた「機能美」と建物のノイズレスデザインによる「素材美」「造形美」とが一体化した普遍的な外観デザインが特徴です。この当社特有のデザイン優位性を保護すべく、建物(住宅、共同住宅、低層マンション等)の意匠権の取得・活用に力を入れています。この活動の結果、建物の意匠権は建築業界トップクラスとなる件数を保有しています。さらに当社オリジナルのALCパネルデザイン、内装デザインなどの意匠権も含めると、約550件の国内意匠権(2024年度現在)を保有しており、当社特有のデザインイメージを幅広く保護しています。

今後もコア技術などに関する「特許権」やデザインなどに関する「意匠権」を組み合わせた知財戦略を推進することで、当社特有の技術やデザインイメージを幅広く保護するだけでなく、事業の優位性確保や新たなブランド価値の創出につなげていきます。

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FREX asgard™ 建物・外構

IPランドスケープを活用した事業・開発・知財戦略の高度化

旭化成グループでは、知的財産(Intellectual Property)に関する情報を収集・解析して事業戦略に役立てる「IPランドスケープ」に注力し、事業の優位性確保や新事業の創出、M&Aを含めた経営判断に活用していくことを、中期経営計画における無形資産活用戦略の柱のひとつに位置付けています。

旭化成ホームズグループでも、IPランドスケープを活用し、社会のニーズと事業の優位性の双方を満たす事業・技術の開拓や知財戦略の強化につなげています。例えば、「レジリエンスの強化」や「環境負荷低減」という社会ニーズに対応する当社技術として、へーベルメゾンの屋根に設置した太陽光発電と蓄電システムで、防災力強化と環境貢献を実現するZEH-M賃貸住宅「Ecoレジグリッド」があります。上記技術の知財戦略の検討にあたっては、電力事業やレジリエンス関連技術を含む特許群の俯瞰図を最新の事業環境に合わせてアップデートしながら解析を実施しました。解析の結果は知財戦略の高度化や、新たな知的財産の確保に活用しています。

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電力事業・レジリエンス関連技術を含む特許俯瞰図
(特許情報を含むため不鮮明にしています。)
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