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高品質で安全な製品の提供

基本的な考え方

私たちは、お客様に安全・安心で高品質な住まいをお届けするため、製品の開発から工場や施工現場など、あらゆる場面で品質管理に努めています。また、入居後の安全・安心が長く続くよう、アフターサービスの強化に努めており、さらなる品質向上を目指して取り組みを行っています。

品質と企業風土

旭化成ホームズでは、お客様に満足していただける安全・安心な製品・サービスを提供することが社会的な使命であると考え、「品質方針」を定めて品質の確保と向上に取り組んでいます。

また、昨今起こっている性能偽装などの品質問題は、企業風土の低下が要因の一つであり、それは旭化成ホームズグループにとっても看過できない重要な課題であると考えています。そこで2023年6月に、「現場力」の第一人者である遠藤功先生をお招きし、「生きている会社・死んでいる会社」をテーマに、経営管理職約900人に対し講演を行いました。見本となる他社の人財育成や業務改善の事例等を通じて、良好な企業風土の構築が品質の担保に不可決であることを学びました。今後も啓発活動を継続し、品質向上に努めていきます。

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遠藤功先生著
(東洋経済新報社)

製品・技術開発における品質管理

製品・技術開発においては、建築基準法などの関連法令への適合はもちろんのこと、⾼品質な住まいをお届けするためには、⼯場で製造しやすい、現場で施⼯しやすい製品であることも重要です。また、ロングライフ住宅として、構造躯体や防水など建物の耐久性が⾼いことだけではなく、部品交換など維持管理がしやすいことも必要です。

例えばロングライフ全館暖冷房システムでは、建物に⽐べ耐⽤年数の短いエアコンは⼀般市販品を⽤いることで交換性を確保したオリジナルシステムとしています。このように高品質な住まいを提供するため、購買、施⼯、アフターサービスなど関連部署とレビューを⾏い、製品・技術開発における品質管理に取り組んでいます。

ロングライフ全館暖冷房システム

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工場における品質管理

旭化成住工は、新製品や設計変更、5M変更等で品質に影響を及ぼす設備・工程において、生産準備段階から量産試作品の評価、初品検査まで品質保証活動を組織的かつ計画的に行っています。DX化や新技術による検査精度の向上とコストダウンが求められる中、これまでノギスやコンベックスなどを用いて人の手で行っていた検査に対して簡単な操作で高精度な測定ができる「ワイドエリア三次元測定器」を導入しました。本器は、一度手順をプログラミングすることで繰り返し検査ができるため、測定精度と安全性の向上、検査時間削減の効果があります。今後、製造部門への展開も検討し、作業者の検査レスなどの省人化と品質の安定の取り組みを進めます。

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ワイドエリア三次元測定器を用いた検査の様子

※製造現場の品質管理の要素
Men(人)、Method(方法)、Machines(機械)、Materials(材料)、Measurement(計測)

購買先の品質管理

旭化成ホームズの生産技術室では、HEBEL HAUSに供給される部材の品質向上活動を購買先であるメーカーと協働で行っています。年度ごとに目標と活動計画を立て、生産現場の確認と進捗状況の把握、工場監査による確認指導を実施しています。自分たちが確信できる品質で現場に製品をお届けする「確信の品質」活動により、2023年度は総不適合数を対前年で約23%削減しました。また、2023年度は旭化成住工と協働し、新工場設立の土地取得~工場建設等、製造内製化による重要部材の安定供給にも取り組みました。内製化の取り組みは、社員の知識や技術向上等の人財育成にもつながっています。

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工場内での内製化立上の様子

旭化成ホームズ建設技術教育センター

旭化成ホームズ建設技術教育センター(茨城県つくば市)は、建設技能者の継続的な確保と育成を目的に2021年3月に開設した研修施設です。木工事や設備工事の技能実習ができる6棟のヘーベルハウスの実棟と基礎配筋や鉄骨建方などの施工研修ができる4棟分のスペースを配置した実習ゾーン、約100名が座学で学べる研修室を備えた研修棟を併設した、知識と実技双方の教育を行える施設です。施工管理を行う工事担当向けの年次研修や品質検査のスキルアップを目的とした社員研修、グループ内施工関連会社の研修をはじめプレハブ建築内装工事の認定職業訓練等を実施し、旭化成ホームズグループの社員だけでなく、協力会社も含めた人財育成を支援しています。2023年度は延べ4,205名が本施設を利用しました。

また、施設内のスタジオから全国に向けてリモートによる遠隔講習を行っており、2023年度は職長関連教育や特別教育などの安全衛生講習を2,058名の方が受講しました。

今後も質の高い技量を持つ建設技能者を育成して高品質な住まいを提供するとともに、安心して永く働き続けられる環境づくりを推進します。

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建設技術教育センター外観
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実習棟
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認定職業訓練の様子

施工現場での品質管理:LLQCS

ヘーベルハウス・ヘーベルメゾンの品質管理は、ロングライフ住宅品質管理規定(LLQCS:Long Life Quality Control System)に従い、各エリアすべての施工現場で実施されています。LLQCSでは検査員や施工者など、携わる人の役割と責務を明確にして品質検査の仕組みを厳格に規定しています。各エリアの品質確保水準向上のため、本社では、重要構造部である基礎や躯体を定期的に現場監査することに加えて、各エリアの先導者となる品質リーダーの教育や、工事担当が検査員になるための検定の実施を通じて、全国のへーベルハウス・へーベルメゾンの品質確保に努めています。

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検査員による厳格な検査

アフターサービスの強化

アフターサービス活動

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