基本的な考え方
私たちは、お客様の大事な個人情報を含め、お客様の安全を守る技術的な情報など、重要な情報を保有しており、これらを漏洩・棄損等から守ることは重要な課題です。巧妙化・高度化するサイバー攻撃を防ぎ、安全な事業活動を継続するため、情報セキュリティ事故を未然に防ぐ対策や社員のリテラシー向上の教育等を継続実行するほか、社会の変化に応じた取り組みの見直し・改善も行います。
推進体制
情報資産保護に対するリテラシーの向上および適切な管理に対する取り組み
旭化成ホームズグループは、お客様の大切な個人情報や、私たちが開発した独自の技術情報など、重要な情報を取得・利用しながら事業活動を行っています。そのため、事業活動を継続的に行う上で、情報セキュリティは最優先事項です。旭化成ホームズグループでは、社員一人ひとりが情報セキュリティの重要性を理解し、サイバー攻撃等から情報資産を守れるよう、情報セキュリティ教育と訓練を継続的に実施しています。 2023年度は、「個人情報保護と情報セキュリティ遵守のためのeラーニング」を開講し、99.7%の受講率を達成しました。また、日々高度化するサイバー攻撃に備えるため、旭化成グループ全体で不審メールの受信時を想定した情報セキュリティ訓練を年2回実施し、従業員の意識向上に努めました。
旭化成グループ全体では、各領域のIT責任者を集めた会議を毎月開催し、セキュリティ対応の共有、対策を行っています。特にセキュリティに関する基本的なルールは、「情報セキュリティハンドブック」にまとめられ、全従業員が常に閲覧できるようになっています。ハンドブックは定期的に見直しを行っており、2024年1月にも改訂を行いました。今後も情報セキュリティを守っていくために、従業員の意識向上のための取り組みとグループ全体での活動を継続していきます。
DXを活用した図面の管理(BRIDGE)
BRIDGEは、ヘーベルハウス・ヘーベルメゾンに関する図面・文書の保管・閲覧や確認依頼業務の効率化を目的に、2019年度に独自開発したシステムです。「いつでも・どこでも・だれでも」をコンセプトに、電子化した図面・文書を一元管理します。BRIDGEに登録された文書は、PCだけでなくタブレット端末からも閲覧・依頼でき、手書きノートアプリと連携することで電子データ文書に打ち合わせ内容を朱書きできるなど、現場の業務効率向上とペーパーレス化に貢献します。一方で、BRIDGEに登録される文書は大切なお客様の情報にあたるため、担当者と厳選された社内関係者以外のアクセスを制限しています。このように、利便性も確保しつつ、アクセス制限をかけることで、大切なお客様の情報を適切に管理しています。