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ダイバーシティの推進

基本的な考え方

私たちは、ステークホルダーの皆様を含めたすべての人の人権と多様性を尊重します。多様な人の活躍が価値創出につながるという考えのもと、すべての人が能力を発揮できる環境整備を進めると共に、互いを尊重するコミュニケーションを通して自由闊達な組織づくりを進め、ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョンを推進しています。

人権方針

私たちは、事業活動を行うにあたり、ステークホルダーの皆様を含めたすべての人の個人の基本的人権を尊重します。「旭化成グループ人権方針」は、「国際人権章典」およびILO(国際労働機関)の「労働における基本的原則及び権利に関する宣言」に準拠しています。また、国連グローバル・コンパクトの10原則と国連の「ビジネスと人権に関する指導原則」「子どもの権利とビジネスの原則」を支持・尊重し、これらの枠組みをもとに、事業における人権課題を把握し適切な対処に取り組みます。

旭化成グループ人権方針

旭化成グループ 人財 | ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン に関する方針

人権に関する取り組み

旭化成ホームズグループは、「旭化成グループ人権方針」に則り、各種法令を遵守するとともに、人権侵害につながる非人道的な行為を一切認めません。人権尊重推進の取り組みとして、社員やお取引先様とその従業員を対象とした通報・相談窓口の設置、社員や関係者の教育を継続的に行っています。また、サプライヤーなどビジネスパートナーにもCSR調達アンケートを実施し取り組み状況の把握を行っています。

さまざまな働き方の支援

旭化成ホームズでは、共働き・介護の増加や価値観の多様化等、逐次変化する社員の状況に合わせて働き方を選択し、キャリアの継続ができるよう、下記のような制度を設けています。

勤務地配慮申告制度

育児・介護・配偶者の転勤等によって通勤圏外エリアへ転居することになった社員が、転居先から通える勤務地への転勤を希望することができる制度です。2015年4月の開始以降、約100名程度(近年では年間10名)の社員がこの制度を利用しました。

コース転換制度

転宅転勤ありの「総合職A」、転宅転勤なしの「総合職B」のコースを設けており、年に2回コース転換を申請できます。2025年4月時点で約240名程度(近年では年間約15名)の社員が総合職Bを選択しています。

「水日型定休」選択運用

育児と仕事の両立ができる働き方の選択肢を広げ、社員の活躍機会の拡充を図るための、定休日を水日型に変更できる制度です。火水型定休のライン職種(営業・設計)において、従来の個別限定的な運用から対象範囲や要件を一部拡大し、2024年7月より制度化しました。

育児休業制度の拡充

育児においては法律の基準を超える手厚い制度となっており、特に育児短時間勤務は最長で小学校6年生まで利用可能とし、シッター・ヘルパー補助や内閣府のベビーシッター割引券などの補助も充実しています。また育児休業から早期復帰した社員には早期復帰支援金を支給し、育児と仕事の両立を支援しています。男性の育児休業については、出生時育休制度を利用すれば、育児休業中でも一定条件のもとで就業が可能です。また社員の理解浸透を目的としたトップメッセージの発信や、子どもが生まれた社員への個別フォローや制度説明会等を通じてより育休をしやすい環境づくりを推進することで、営業・設計・工事等のライン職種の取得者も増加傾向となり、2024年度は育休取得者234名(女性159名、男性75名)となりました。

女性社員の活躍推進

旭化成ホームズグループでは、多様な人財がともに活躍できる環境の実現に取り組んでいます。この取り組みの一環として、女性活躍推進法に基づき、2030年度末時点における管理職に占める女性の割合を10%とする目標を掲げています。目標の実現のため、育児・介護の両立支援制度の充実に加え、積極的な女性採用、経営管理職以上の女性社員を対象としたメンタープログラムや社外研修への参加推進など、女性管理職登用のための視野拡大を目的とした育成施策も進めています。メンタープログラムは挙手制で参加希望者を募っており、例年に比べ多くの社員の参加を実現しました。

そのほか、2023年度に引き続き住宅メーカーの営業・技術職同士での交流会を開催し、会社の垣根を越えた交流により新たな気付きを得る機会も提供しています。2024年度は上司もオブザーバーとして参加し、活発な意見交換が行われました。

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シニア社員の活躍

旭化成ホームズは、再雇用者をはじめとしたシニア社員を重要な人財と位置づけ、いきいきと働ける環境づくりに努めています。2023年4月からは、「再雇用制度」に加えて65歳までの「定年延長」を導入しました。60歳を超えても専門性を磨き、挑戦&変化し続ける人財を支援し、さらなる活躍を期待しています。なお、定年延長導入初年度は90%の方が正社員継続、6%の方が再雇用契約社員を選択しており、2年目の2024年度も91%の方が正社員継続、5%の方が再雇用契約社員を選択しています。定年延長の背景を受け、シニア社員に向けたキャリア開発研修を新設しました。社外のキャリアコンサルタントとの面談を研修内に加えることで、より個々の将来に寄り添える内容へ改訂いたしました。今後も社員の終身成長を支援し、活躍の場を広げるための環境づくりを進めていきます。

旭化成住工ベトナム

旭化成住工ベトナム(ベトナム ドンナイ省)は、ヘーベルハウスおよびへーベルメゾンの海外生産拠点として2015年に設立され、本年度で設立10周年を迎えます。主に各種鉄骨部材を生産しており、旭化成住工と連携し品質向上に努めています。

2025年4月より事務所内に「CAD室」を設けて、延岡設計センターで行っている壁断熱CADの生産図割付業務の一部を開始しました。実施に向けてはベトナムの担当者が延岡設計センターを訪問して実務を見学し、実際の建築現場で断熱材を確認した上で、マニュアルのベトナム語への翻訳も含め、現地でも安定した品質を担保できる環境を整えて業務を推進しています。

今後も徐々に人数を増やし、断熱材以外のCAD業務も担当できるよう、延岡設計センターと連携して技量を向上させていく予定です。鉄骨部材の生産だけでなく、CAD業務も含めてさまざまな人財が活躍出来る職場を目指していきます。

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ベトナムのCADメンバー(CAD室にて)
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業務内容の共有(延岡SCにて)

育仕(育児・仕事)プロジェクト「イクシモ」

旭化成ホームズ住宅事業東京本部では、働くお父さん、お母さんが「育児も仕事も」両立できる環境づくりに向けて、2023年1月に「イクシモ」プロジェクトをスタートしました。このプロジェクトは、子育て共感賃貸住宅「BORIKI」で連携する「お母さん大学」の協力を得て運営するもので、「子育てに対するメンタルサポート」「復職後に活きるスキル形成」「コミュニティ形成」の3テーマからなる支援を提供します。

2024年度は、子育て中の方を対象としたプログラムや座談会を実施し、これまでのイクシモ会員登録者数は425人を超えました。

また、参加者は社員に限らず、地域の方も対象としており、社外との交流の機会にもなっています。今後も、さまざまなプログラムの提供を通じて、誰もが安心して子育てと仕事を楽しめる社会づくりに貢献していきます。

※お母さん業界新聞社が運営するWEBコミュニティ。母親たちが発信・交流・活動を通して学んでいる

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復職者座談会の様子
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「ミッションガチャ」プログラムの様子

イクシモ

お母さん大学

豪州 建築業界での女性活躍支援活動

豪州のグループ会社であるNEX Building Groupでは、将来の女性管理職育成を目的とした社内育成プログラム「NEX Women in Construction Leadership Program」をスタートしました。今後リーダーとしてのキャリアパスを確立したい女性スタッフを対象としたプログラムで、すぐに実践可能なリーダーシップスキルとパフォーマンスフレームワークを習得できるものとなっています。

本プログラムでは、2年間にわたりリーダーシップコーチング、能力開発、社内外メンターからの指導を受けることで、管理職に求められる総合的な知識とスキルを身に着けることができます。第1期となる2024年度は27名が参加し、ブランド・職種を超えたワーキンググループで共にプロジェクトに取り組んでいます。プログラム終了時には各ワーキンググループがNEX経営陣に対して業界・グループ内の課題解決に向けた提案を行い、その提案の中からプロジェクトを選択し実践する予定です。

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