基本的な考え方
私たちは、お客様の個人情報や、お客様の安全を守る技術的な情報など、大切な情報を保有しており、これらを漏洩・棄損などから守ることは重要な課題です。巧妙化・高度化するサイバー攻撃を防ぎ、安全な事業活動を継続するため、情報セキュリティ事故を未然に防ぐ対策や社員のリテラシー向上の教育などを継続実行するほか、社会の変化に応じた取り組みの見直し・改善も行います。
推進体制

情報資産保護に対するリテラシー向上のための取り組み(利用者向け)
旭化成ホームズグループは、お客様の大切な個人情報や、独自に開発した技術情報や研究情報など、重要な情報を適切に管理・活用しながら事業を展開しています。そのため、企業活動を安定的に維持する上で、情報セキュリティは最も重要な事項の一つです。旭化成ホームズグループでは、社員一人ひとりが情報セキュリティの重要性を理解し、サイバー攻撃などの脅威から情報資産を守るため、継続的な教育と訓練を実施しています。 2024年度は、「サイバー攻撃に関する情報セキュリティe-ラーニング」を開講し、100%の受講率を達成しました。また、旭化成グループ全体では不審メール受信を想定したメール訓練を年2回実施し、従業員の意識向上に努めました。
情報資産保護に対する適切な管理の取り組み(システム)
旭化成グループ全体では、各領域のIT責任者を集めた会議を毎月開催し、セキュリティ対応の共有や情報発信を行っています。特にセキュリティに関する基本的なルールは、従業員向けに「情報セキュリティハンドブック」としてまとめられ、常に閲覧できるようになっています。また、セキュリティに関する詳細ルールを理解し、システム運用の責任を担うシステム責任者向けには「情報セキュリティ規定」が公開されており、定期的なルール見直しに伴う更新情報を発信しております。今後も情報セキュリティを守っていくために、従業員の意識向上のための取り組みとグループ全体での活動を継続していきます。
DXを活用した図面の管理(BRIDGE)
BRIDGEは、ヘーベルハウス・ヘーベルメゾンに関する図面・文書の保管・閲覧や確認依頼業務の効率化を目的に、2019年度に独自開発したシステムです。「いつでも・どこでも・だれでも」をコンセプトに、電子化した図面・文書を一元管理します。2025年度にはHEBELIAN NET.にも連携し、いち早くお客様に情報提供することが可能になります。BRIDGEに登録された文書は、PCだけでなくタブレット端末からも閲覧・依頼でき、手書きノートアプリと連携することで電子データ文書に打ち合わせ内容を朱書きできるなど、現場の業務効率向上とペーパーレス化に貢献します。一方で、BRIDGEに登録される文書は大切なお客様の情報にあたるため、担当者と厳選された社内関係者以外のアクセスを制限しています。このように、利便性も確保しつつ、アクセス制限をかけることで、大切なお客様の情報を適切に管理しています。
いつでも・どこでも見られる邸別文書管理システム
