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トップメッセージ

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「未来を託せる人と会社へ」
LONGLIFEの価値をつなぎ
ワクワクとチャレンジで変化を味方に

旭化成ホームズ株式会社
代表取締役社長
大和久 裕二

「LONGLIFE」に込めた想い

当社は1972年の創業以来、「日本の住宅を向上させる」という想いを原点に、素材メーカーである旭化成の技術力を生かし、上質で長く住み続けられる住宅の提供に努めてまいりました。1998年には、お客様とのお約束として「ロングライフ宣言」を発表し、「家は建て替えるもの」という当時の常識に対し、60年以上の耐久性を持つロングライフ住宅と、その維持・管理を支える体制を整えることで、サステナブルな住まいのあり方を提案してきました。この創業時からの想いは、今もなお社員一人ひとりに受け継がれています。

そして2019年には、「ロングライフ」の概念をさらに発展させ、「いのち」「くらし」「人生」に寄り添う価値の提供を目指す新たなビジョンとして「LONGLIFE」を掲げました。災害の激甚化やライフスタイルの多様化など、住まいに求められるニーズが大きく変化する中で、私たちは建築請負事業における長寿命な家づくりに加え、リフォームや不動産仲介、賃貸管理、金融・保険といった、お客様のライフステージに応じた幅広いサービスの展開を加速させています。私たちは創業以来の使命である「LONGLIFE」の追求を、これからもたゆむことなく続けてまいります。

変化を力に、事業間の垣根を越えてさらなる価値提供を

旭化成ホームズグループは、不確実性の高まる社会情勢の中においても、経営環境の変化を的確に捉え、建築請負事業で提供するヘーベルハウス・ヘーベルメゾンの大型化・高付加価値化の促進や、海外市場への投資拡大などを通じて、ポートフォリオの転換を着実に進めてまいりました。その結果、当社グループは4年連続で過去最高益を達成しています。

さらに2024年度には、住宅事業全体の成長戦略の一環として、建築請負、リフォーム、不動産など、これまで部門ごとに運営していた事業を、「エリア」ごとにグループ全体で連携して運営する「住宅事業本部」へと再編しました。各部門の専門性を融合させた提案により、お客様への提供価値の最大化を図り、グループ全体としての持続的な成長を目指しています。

大切な未来を託せる唯一無二の存在を目指して

*2025年度は、旭化成ホームズグループの「Vision for 2030」実現に向けた第二期中期経営計画の初年度にあたります。本計画では、「住宅事業一体となった成長戦略」「成長に向けた資源投下」「経営基盤の高度化」の3つを柱に、事業のさらなる拡大を目指してまいります。なかでも、環境戦略を含む「経営基盤の高度化」は、旭化成ホームズグループの成長を支える極めて重要な取り組みと位置付けています。

この中期経営計画の策定を通じて、旭化成ホームズグループが目指すべき会社像・事業像がより明確になったことを受け、「Vision for 2030」を「未来を託せる人と会社へ」とアップデートしました。この新たなビジョンには、「LONGLIFE」という変わらぬ軸のもと、私たち一人ひとりが変化を恐れずに挑戦し、お客様、従業員、そして社会とともに未来につながる価値を共創していくという強い想いが込められています。

私たちは、すべてのステークホルダーにとって「未来を託せる」唯一無二の存在となることを目指し、これからも誠実に、そして力強く歩みを進めてまいります。

事業を通じた社会への貢献

旭化成ホームズグループでは、「人財」「ブランド力」「お客様とのつながり」といった当社の強みを生かし、事業活動を通じて社会課題の解決に貢献することを目指しています。2023年度に策定した「With Customers」「With Environment」「With Employees」「Our Integrity」の4つのテーマからなるマテリアリティに沿って、2024年度も着実に取り組みを進めてまいりました。

「With Customers」では、災害の激甚化という社会課題を踏まえ、災害対応力の高い住宅の提供に加え、木密地域での市街地再開発やマンション建替えなどを通じ、安全・安心な街づくりを推進しました。地域住民との丁寧な合意形成や、共用スペースの整備など、日常と非常時の両面に配慮した設計により、地域全体の防災力向上に貢献しています。

「With Environment」では、2023年度に住宅メーカーとして初めて達成した「RE100」について、2024年度も継続して達成しました。また、「LONGLIFE」の理念のもと、世代を超えた豊かなくらしが循環する社会の実現を目指し、サーキュラーエコノミーへの移行にも積極的に取り組んでいます。こうした取り組みが評価され、2024年10月には「資源循環技術・システム表彰」において、経済産業大臣賞を受賞しました。

「With Employees」では、公募人事制度の活性化やタレントマネジメントシステムの導入を通じて、社員一人ひとりのキャリア形成を支援しました。ペアやチームで協働する「共創制度」により、多様な働き方を尊重しながら、ノウハウの継承と業務負担の軽減を図る体制を構築し、性別や年齢を問わず誰もが長く活躍できる職場環境づくりを進めています。

「Our Integrity」では、事業活動を支えてくださるすべてのステークホルダーに誠実に向き合い、信頼関係の構築に努めました。特に、HEBEL HAUSの施工現場では「凛とした現場づくり」のスローガンを掲げ、美しい現場の実現と好事例の共有を通じて、関係者の誇りと満足につながる環境づくりを進めています。

一人ひとりの成長が会社全体の成長につながる

日々変化する社会環境の中で、事業の持続的な成長を実現するためには、未来を担う人財の確保と育成が不可欠です。近年、建築請負事業においては、住宅展示場を起点とした従来のビジネスモデルから、資料請求や紹介、オンライン接客など、デジタルを活用した新たな顧客接点へと変化が進んでいます。こうした変化の中で、社員一人ひとりが挑戦を恐れず、肩書きにとらわれることなく互いに学び合い、成果や知見をオープンに共有する文化を築くことが、組織の持続的な成長につながると考えています。

そのために当社では、「人」と「組織」への積極的な投資を進めています。チャレンジの機会提供と評価制度の整備、多様な価値観や考えを尊重し合うダイバーシティの推進、コミュニケーションの活性化、ワーク・ライフ・バランスの実現、そしてDX化による業務効率化ツールの導入など、多面的な取り組みを展開しています。さらに、昨年より開始した経営層と支店社員との定期的な対話会や、社員主導による風土改革プロジェクトなど、社員一人ひとりの声を経営に反映させる仕組みづくりにも注力しています。これらの取り組みを通じて、より良い組織づくりを進め、会社全体の力を高め、新たな価値の創出につなげてまいります。また、こうした取り組みを継続し、かつ深化させることで、旭化成ホームズグループの社会からの信頼と評価を高めるとともに、多様な価値観と柔軟な思考を持つ人財が活躍できる環境づくりを進めてまいります。

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ワクワクを原動力に、ともに未来を創る

私たちは、「人」を大切にする姿勢を貫きながら成長してきた企業です。だからこそ、社員がワクワクしながら働き、さまざまなことに果敢にチャレンジできる組織として、常に進化しつづけることにこだわっています。

社員とそのご家族が心豊かに過ごせる環境を整えることで、「LONGLIFE」の思想のもと、お客様や社会に対して持続的な価値を届けてまいります。

旭化成ホームズグループはこれからも、お客様や社会とともに未来を創造していきます。

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