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特集

人財・組織への取り組み

旭化成ホームズグループと人財

当社では、創業当初より人を大切にする風土が根付いており、人財の成長や育成を大切にしてきました。人とともに成長してきた旭化成ホームズグループでは、人財戦略を経営戦略の根幹と位置づけ、今後も進化させていくことが重要と考えています。

当社は、住宅請負事業を主力として、特に住宅展示場を起点とした顧客接点に強みを持つビジネスモデルを成功モデルとして確立し、成長を遂げてきました。そのため人財施策も、そのモデルに合った人財の採用・育成が主軸でした。

しかし、少子高齢化に伴う住宅市場の縮小や近年のライフスタイルや価値観の変化により、当社の事業ポートフォリオやビジネスモデルも大きく転換してきています。劇的な環境変化が続き不確実性が高まっている現代において、世の中の変化に合わせて柔軟に対応できる持続的な経営体制を築いていくためにも、これまで以上に多様な人財が多様なフィールドでより成長・活躍できる環境づくりを目指しています。

中期経営計画(2025年〜2027年)

「One Team」で挑む、価値創出の未来

今後の事業の高度化や新規事業の拡大に対応していくためには、多様性に富んだ自律型の人財が、それぞれの強みを存分に発揮できる組織であることが、これまで以上に重要になります。

当社が目指す「OneTeam」では、一人ひとりの挑戦から生まれる「個の成長」と、それを引き出し、共創を生み出す「強いチーム」が相互に作用することで、組織全体が一体となり、部門や役割を超えた連動を生み出します。さらに経営や本社がこれを後押しすることでこれまで以上に「OneTeam」の力を高め、変化に柔軟に対応しながら、新たな価値を創出していきます。

「個の成長」と「強いチーム」を実現する、4つの施策

「One Team」を実現するには、自ら挑戦し続けることによる「個の成長」と、挑戦と共創を引き出す「強いチーム」の醸成が欠かせません。こうした社員一人ひとりの挑戦を引き出し、チームとしての価値創出を実現するために、人財戦略では「個の自律・挑戦促進」「マネジメント力強化」「チーム力強化」「DE&Iの推進」という4つの施策を掲げています。

※ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン

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個の自律・挑戦促進

「自ら挑戦し成長し続けられる人財を育てていくには、挑戦への動機づけや環境整備が不可欠です。そのため、2024年から自分自身でキャリアビジョンを描くためのツール「キャリアマネジメントプレイス (通称:CaMP)」の導入、上司とキャリアの方向性を共有し、実現に近づけるための「Vision対話」をスタートしたほか、キャリア開発プログラムといった研修体制を導入し、自らのキャリアを主体的に考える機会を設けました。さらに今後は、社内公募「キャリアチャレンジ制度」の拡充を図るとともに、主体的に自らポジションを選択できる仕組みも強化していく予定です。多様なキャリアパスを設けて、成長の道筋を描ける環境を整備することで、従業員の挑戦を後押しできる体制を構築していきます。

社員INTERVIEW

マネジメント力強化

One Teamの組織の実現に向け、マネージャー職を務める社員の教育・支援にも取り組んでいます。具体的には、25年度から全支店長を対象とした「対話力向上プログラム」を導入し意識行動の変化を促すとともに、マネジメント層の期待役割定義の見直しや育成研修体系の整備を予定しており、個の強みや挑戦を引き出し共創を生むマネジメント力の強化に向けた取り組みを進めています。

社員INTERVIEW

チーム力強化

近年の高度化・多様化する顧客ニーズに高いレベルで対応していくためには、個人の力だけでなくチームとして協働することが重要と考えています。そのため、2024年からは自組織の範囲を超えて協働し、お互いの強みを活かして大きな価値創出に繋げる、共創制度を導入しました。それに伴い、評価や表彰制度についても、チームでの挑戦や貢献を適正に評価する内容を盛り込む検討をしています。また、全社員が参加でき、現業や所属を超えたチームでも挑戦可能な新規事業創出プログラムなど、新たな価値創造を推進する取り組みも進めています。

社員INTERVIEW
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新たなチームの在り方が
組織全体をより強くする一歩になる

旭化成ホームズ 住宅事業集合建築本部 技術部 本部設計課 
原藤 聡士

DE&Iの推進

当社では多様な人財の活躍が企業力の向上や新たな価値創出につながるという考えのもと、DE&Iを推進しています。女性活躍や育児休業に関する目標を掲げて取り組みを加速していますが、目標の達成だけでなく、DE&Iに取り組む意義の理解浸透活動に特に注力しています。また、労働人口が減少する中で、多様な人財を確保していくために、近年はキャリア採用の強化するとともに、柔軟な働き方を選択できる環境づくりを進めています。多様な人財が活躍できる企業風土の醸成に向けて今後も継続して取り組んでいきます。

社員INTERVIEW
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多様な「らしさ」を認め合い
多様な働き方を支え合う

旭化成リフォーム 三河営業所長 
成瀬 純子

未来を託せる人と企業を目指して

人事部 人財戦略室 室長 宮島 直樹

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当社には人を大切にする風土があり、社員の皆さんからも「お客様にも共に働く人にも誠実に寄り添う姿勢が旭化成ホームズグループの強み」といった声をよく聞きます。実際に、業界全体と比較しても当社の離職率は低く、勤続年数も長い傾向が見られます。しかしながら、近年は労働人口の減少や転職市場の活性化などの影響から人財獲得競争が激化しており、当社の事業ポートフォリオが大きく変革していることを踏まえると、企業を持続させていく上で人財に対する考え方をアップデートし続けることは不可欠であると考えています。

今後は、当社における新たな人財と組織の構築に向けて、さまざまな人財戦略の取り組みを進めていく方針です。最も重要なことは、社員の皆さんが心身ともに健康で、働きがいや誇りを持って仕事に取り組み、それが成長や評価につながることだと考えています。「個の成長」と、「強いチーム」が各所で生まれていくことによって、多様な人財が活躍できる風土が醸成され、企業としての競争力や採用力も高まります。これまで培ってきた現場力をさらに活かし、One Teamとして進化を遂げながら、「未来を託せる人と会社」への成長を目指して引き続き各施策を力強く推進していきます。

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