私たちは、社会の一員である企業として、公正・透明なガバナンスの実現と、展開する地域における法令や、社会規範の遵守を含めた事業活動の推進を徹底し、健全な経営を行います。また、当社の知識や経験を活かして地域や社会の発展に貢献するため、ステークホルダーの皆様とのコミュニケーションを積極的に行っていきます。
Our Integrity
誠実な事業運営を通じて信頼を築く

マテリアリティ | KPI | 2024年度実績 | 2025年度目標 | 関連する取り組み |
---|---|---|---|---|
コンプライアンス経営の推進 | コンプライアンスに対するリテラシーの向上および適切な管理 |
|
実績開示 | 内部通報制度(コンプライアンスホットライン) |
情報セキュリティの確保と個人情報保護 | 情報資産保護に対するリテラシーの向上および適切な管理 |
|
実績開示 | 情報資産保護に対するリテラシーの向上および適切な管理に対する取り組み |
サプライチェーンマネジメントの強化 | CSR調達の推進 |
|
取引先に対する 面談の実施 |
木材調達における取り組み
CSR調達における取り組み |
ステークホルダーエンゲージメント | 持続可能で強い施工体制の構築 |
施工人財の定着・育成
工事店・施工者との結束力強化
|
実績開示 | 施工人財の定着・育成 |
施工現場の安全性の向上および近隣への配慮 |
凛とした現場づくり
|
実績開示 | 凛とした現場づくり |

誠実であり続けることが、
ステークホルダーの皆様からの
信頼につながる
執行役員 総務部長
阿萬 恭之
“人”と共に成長してきた当社グループにとって、誠実さは欠かせないもの
旭化成グループは、「誠実」「挑戦」「創造」の3つをグループバリューとしています。そして、旭化成ホームズが展開する住宅事業は、お客様をはじめ関係会社や従業員などさまざまなステークホルダーとの関係性で成り立っており、“人”と共に成長してきました。そのため、3つのグループバリューの中でも「誠実」は特に大切な言葉だと考えています。また、近年は社会からコンプライアンスなどへの対策が強く求められており、「誠実」であることの重要性はますます高まっていると思います。
当社はマテリアリティ「Our Integrity」において、「コンプライアンス経営の推進」「情報セキュリティの確保と個人情報保護」「サプライチェーンマネジメントの強化」「ステークホルダーエンゲージメント」「コーポレートガバナンス」の5つを重要な課題と定めています。これまでも社内体制の見直しなどに取り組んできましたが、まだ深化の余地はあると認識しています。そのため2024年度には、エンタープライズ・リスク・マネジメント(ERM)を導入したほか、下期からはサステナビリティ推進委員会や経営会議に2名の外部有識者の方に参加いただいています。社内と異なる視点から会社を見ていただくことで新しい気づきが得られており、良い効果がもたらされているように感じています。
「Our Integrity」の取り組みに終わりはない
今後のさらなるガバナンス強化に向け、中期経営計画でも「経営基盤の高度化」を掲げています。特に近年は、当社の事業ポートフォリオが大きく変革しているタイミングであり、このような重要な転換期に事業の状況や今後進むべき道を正しく見定めるためにもガバナンスの対象範囲を拡大・深化させ、強化していくことは不可欠だと考えています。
その一環として当社では、総務部の下にBCP推進室を設置し、事業継続計画(BCP)の適正な運用を目指しています。当社のBCPには、災害時にお客様の生活を早期に復旧させることも含まれています。このような当社独自の新しい価値の提供により、事業を確実に成長させてきました。今後は住宅の引き渡しという基盤となる事業へのさらなる注力や、海外事業の割合の増加を踏まえると、災害に強いヘーベルハウスを提供するだけでなく、レジリエントな企業へと進化する必要があります。こうした背景から現在、事業継続マネジメント(BCM)の観点から規定の見直しを進めております。
「Our Integrity」の取り組みにゴールはありません。事業ポートフォリオが拡大していることを踏まえると、まだまだ取り組むべきこともたくさんあると考えています。旭化成グループが代々受け継いできた誠実さが、お客様や関係者の皆様からの信頼、そして当社のブランド向上につながっていると私は思います。このような好循環をさらに生み出していける組織となるべく、今後も引き続き取り組みを続けてまいります。