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Our Integrity

私たちは、社会の一員である企業として、公正・透明なガバナンスの実現と、展開する地域における法令や、社会規範の遵守を含めた事業活動の推進を徹底し、健全な経営を行います。また、当社の知識や経験を活かして地域や社会の発展に貢献するため、ステークホルダーの皆様とのコミュニケーションを積極的に行っていきます。

Our Integrity
誠実な事業運営を通じて信頼を築く

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マテリアリティ KPI 2024年度実績 2025年度目標 関連する取り組み
コンプライアンス経営の推進 コンプライアンスに対するリテラシーの向上および適切な管理
  • eラーニング受講率 品質事案発生防止関連:90.2%
  • 対話型コンプライアンス研修 実施率:100%
  • コンプライアンス推進会議の開催:1回/月
  • 内部通報件数:83件(コンプライアンスホットラインおよび各グループ会社の相談窓口の通報件数の合計)
    事業遂行に影響を及ぼす重大な案件はなかった。
  • 特定家庭用機器再商品化法(家電リサイクル法)​について引渡義務違反があり、社内マニュアルの改訂等の​必要な措置を講じ、再発防止への取り組みを実施した。​(2025年経済産業省および環境省より勧告を受けた)
実績開示 内部通報制度(コンプライアンスホットライン)
情報セキュリティの確保と個人情報保護 情報資産保護に対するリテラシーの向上および適切な管理
  • eラーニング受講率 サイバー攻撃対策関連:100%
  • 情報セキュリティ訓練の実施回数:2回
  • 旭化成グループIT責任者会議:1回/月
  • 旭化成グループセキュリティルールおよびセキュリティ対策についての情報の共有・展開
実績開示 情報資産保護に対するリテラシーの向上および適切な管理に対する取り組み
サプライチェーンマネジメントの強化 CSR調達の推進
  • CSR調達の推進を目的に制定していた「サプライヤーガイドライン」を、サステナビリティへの取り組みを一層強化する観点から、「サプライヤー行動規範」として改訂を行った。​
  • CSRアンケートでは9割超のサプライヤーが当社水準を満たしていることを確認し、未達企業には対話を通じて改善を支援。
取引先に対する
面談の実施
木材調達における取り組み
CSR調達における取り組み
ステークホルダーエンゲージメント 持続可能で強い施工体制の構築

施工人財の定着・育成

  • 工事計画力の向上を目的に体系的な研修を実施し、現場監理能力の底上げを図った。
  • 施工品質および効率改善に向けた活動発表会を開催し、現場からの創意工夫を全社で共有。​
  • 全国工事店の1,449名を対象とする安全衛生講習を実施し、安全文化の浸透を促進。​


工事店・施工者との結束力強化

  • 「第3回 自然災害初期対応訓練」を開催し、近接エリア間での迅速な応援要請対応のシミュレーションを実施。​
  • 全国1,232名が受診する健康診断を各エリアで主催し、施工者の健康管理支援を強化。​
  • 施工現場の公開イベントを当社工事課と工事店が連携して開催。関係者やそのご家族を対象とした​交流の場を設け、信頼関係を深化。​
実績開示 施工人財の定着・育成
施工現場の安全性の向上および近隣への配慮

凛とした現場づくり​

  • 旭化成ホームズでは、「凛とした現場づくり」を掲げ、施工現場の安全性と近隣環境への配慮を推進。全国共通の評価指標に基づき、全エリアで現場監査を行い、その結果を各工事課・工事店へフィードバックした。​
  • 2024年度は「凛とした現場づくりを工事完了まで維持する」をテーマに、安全性向上に資する重点管理項目を定めて活動を展開。​
実績開示 凛とした現場づくり
KPI一覧 PDF
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誠実であり続けることが、
ステークホルダーの皆様からの
信頼につながる

執行役員 総務部長
阿萬 恭之

“人”と共に成長してきた当社グループにとって、誠実さは欠かせないもの

旭化成グループは、「誠実」「挑戦」「創造」の3つをグループバリューとしています。そして、旭化成ホームズが展開する住宅事業は、お客様をはじめ関係会社や従業員などさまざまなステークホルダーとの関係性で成り立っており、“人”と共に成長してきました。そのため、3つのグループバリューの中でも「誠実」は特に大切な言葉だと考えています。また、近年は社会からコンプライアンスなどへの対策が強く求められており、「誠実」であることの重要性はますます高まっていると思います。

当社はマテリアリティ「Our Integrity」において、「コンプライアンス経営の推進」「情報セキュリティの確保と個人情報保護」「サプライチェーンマネジメントの強化」「ステークホルダーエンゲージメント」「コーポレートガバナンス」の5つを重要な課題と定めています。これまでも社内体制の見直しなどに取り組んできましたが、まだ深化の余地はあると認識しています。そのため2024年度には、エンタープライズ・リスク・マネジメント(ERM)を導入したほか、下期からはサステナビリティ推進委員会や経営会議に2名の外部有識者の方に参加いただいています。社内と異なる視点から会社を見ていただくことで新しい気づきが得られており、良い効果がもたらされているように感じています。

「Our Integrity」の取り組みに終わりはない

*今後のさらなるガバナンス強化に向け、中期経営計画でも「経営基盤の高度化」を掲げています。特に近年は、当社の事業ポートフォリオが大きく変革しているタイミングであり、このような重要な転換期に事業の状況や今後進むべき道を正しく見定めるためにもガバナンスの対象範囲を拡大・深化させ、強化していくことは不可欠だと考えています。

その一環として当社では、総務部の下にBCP推進室を設置し、事業継続計画(BCP)の適正な運用を目指しています。当社のBCPには、災害時にお客様の生活を早期に復旧させることも含まれています。このような当社独自の新しい価値の提供により、事業を確実に成長させてきました。今後は住宅の引き渡しという基盤となる事業へのさらなる注力や、海外事業の割合の増加を踏まえると、災害に強いヘーベルハウスを提供するだけでなく、レジリエントな企業へと進化する必要があります。こうした背景から現在、事業継続マネジメント(BCM)の観点から規定の見直しを進めております。

「Our Integrity」の取り組みにゴールはありません。事業ポートフォリオが拡大していることを踏まえると、まだまだ取り組むべきこともたくさんあると考えています。旭化成グループが代々受け継いできた誠実さが、お客様や関係者の皆様からの信頼、そして当社のブランド向上につながっていると私は思います。このような好循環をさらに生み出していける組織となるべく、今後も引き続き取り組みを続けてまいります。

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