工業プロセスUF
VIP・SIPシリーズ

製薬・医療機器分野における精製水製造ラインに最適化された、エンドトキシンの確実な除去を実現するUF膜 (限外ろ過膜)です。

マイクローザ®工業プロセスUF VIP・SIPシリーズ

製薬・医療機器分野で
活躍する高性能UF膜

工業プロセスUF AV・SWシリーズは、製薬・医療機器分野で精製水の品質向上と工程効率化を支える製品です。ダブルスキン構造の中空糸膜により、高いろ過性能と強度を実現。さらに、蒸気滅菌対応などの高度な耐熱性を備え、国内外で広く採用されています。

工業プロセスUF VIP・SIPシリーズの詳細


工業プロセスUF VIP・SIPシリーズの特長

国内外の製薬会社や医療機器メーカーで数多く採用される豊富な導入実績。

単位容積あたりの膜面積が広く高効率な透水性能を提供する高い透水量。

エンドトキシンを確実に除去するダブルスキン構造。

厳しい医療基準を満たす部材を使用するUSP-Class VI対応。

VIPシリーズは121°Cでの蒸気滅菌、SIPシリーズは90°Cでの熱水殺菌に対応する耐熱性。

内外表面に分離機能を持つスキン層があり、高いろ過信頼性と強度を確保するダブルスキン構造を採用 (詳しくはこちら)。


工業プロセスUF VIP・SIPシリーズのソリューション

業界別の適用分野

製薬

医療機器

用途別の適用分野

エンドトキシンの除去 (詳しくはこちら)。


工業プロセスUF VIP・SIPシリーズの製品仕様

ウイルスや高分子まで対応可能なUF膜のろ過領域

UF膜はウイルスやタンパク質、エンドトキシンなど、数 nm - 100 nm程度の微細粒子や高分子を確実に除去し、ろ過・精製工程の安全性と品質の向上に貢献します。

ウイルスや高分子まで対応可能なUF膜のろ過領域

モジュール構造

マイクローザ®工業プロセスUF AV・SWシリーズのモジュール構造

UF膜 (精密ろ過膜)の電子顕微鏡写真

旭化成独自のダブルスキン構造で膜の内外膜表面にスキン層を有し、強度面で優れ、高いろ過信頼性が得られます。

マイクローザ®工業プロセスUF AV・SWシリーズの電子顕微鏡写真

物性表

型式 VIP-3017 SIP-3023
材質 中空糸膜 ポリスルフォン
モジュールケース
仕様 膜内径 (mm) 0.8
有効膜面積 (m2) 4.7 7.2
性能 公称分画分子量 6,000
初期透水量※1 (L/hour at 100 kPa) 1,000 1,700
標準設計ろ過水量※2 (L/hour) 500-800 -
使用条件 最高供給圧力 (kPa)※3 (0–50°C) 500
(51–80°C) 300
(81–95°C) 200
最高膜内外差圧 (kPa) (0–50°C) 300
(51–80°C) 200
(81–90°C) 100
最高使用温度 (°C) 常用 80
熱水殺菌 95
滅菌 125 -
使用可能pH範囲 1-14
モジュール寸法 (mm) 1,129 L x 89 φ
※1: 清澄水を25°C、圧力100 kPaでろ過した場合の初期ろ過水量を表します。
※2: 標準設計ろ過水量は原水水質・設計条件等により異なりますので弊社までお問い合わせください。
※3: 蒸気滅菌の具体的方法については取扱説明書および技術資料をご参照ください。

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ソリューション

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