低分子成分の精製効率を改善

国内化学メーカーD社が、有機エマルジョン液からの低分子成分の効率的な除去を目的とした精製プロセスでマイクローザ®を採用し、低分子成分の精製効率を向上させることに成功しました。

低分子成分の精製効率を改善

分離精度の向上と
精製プロセスの効率化を両立

マイクローザ®は、D社の有機エマルジョン液における低分子成分除去プロセスを刷新。精度と効率を兼ね備えたろ過技術で、プロセスを改善した事例をご紹介します。

低分子成分の精製効率を改善

D社では、有機エマルジョン液中に含まれる低分子成分を除去するための新しい膜分離技術を模索していました。そこで、旭化成はマイクローザ®による、効率的かつ精度の高いろ過システムを提案し、結果として低分子成分の精製効率を改善することに成功しました。

  • 対象となる液体の性状
    pH:3、濃度:10%、塩濃度:NH4CL=3%、粘度:100 mPa・s、電導度:40 mS/cm
  • 膜使用目的
    低分子量物質除去
  • 精製方法
    2倍加水・2倍濃縮×7回
  • テスト条件
    テスト液量:10 L、圧力:Pi/Po=120/80 kPa、逆洗圧:140 kPa、逆洗サイクル:20 min/20 sec、ろ過温度:25°C

有機エマルジョンの精製中におけるFluxとろ水中の不揮発分 (%)の変化を示すグラフ。置換水量が増加するにつれてFluxが増加し、同時にろ水中の不揮発分も低減している様子が確認できます。

有機エマルジョンの精製中におけるFluxとろ水中の不揮発分 (%)の変化を示すグラフ。

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旭化成のマイクローザ®が選ばれる理由

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