シンプルな工程で
集菌・洗菌の生産性を向上
本事例では、乳酸菌の培養後に必要となる集菌/洗菌工程にマイクローザ®MF膜を導入することで、生産性向上を図った食品素材メーカーA社の事例を紹介します。培地由来の低分子成分を効率的に除去すると同時に、限られた設置スペースでも回収処理能力を改善できる点が評価されました。スケールアップのしやすさも、導入の大きな決め手となっています。
菌体回収効率を高め、処理時間の短縮を実現
培地由来の低分子成分を除去するために加水処理を行いながら菌体を回収する際、「既存設備では処理時間が長く、思うように生産量を増やせない」という課題を、A社は抱えていました。
そこでA社は、膜面積が大きく、回収率の高いマイクローザ®MF膜を導入し、限られた設置スペースでも処理能力を増大させることに成功しました。
マイクローザ®MF膜で、スケールアップを実現
食品素材メーカーA社では、当初は小型遠心分離機での回収を行っていましたが、スケールアップの必要がありました。遠心分離機を前提にスケールアップする場合、設備導入費が高額になったり、機器の大型化に伴う設置場所の確保などが課題になります。A社は、マイクローザ®MF膜を採用することで、より安価に省スペースでのスケールアップを実現することができました。