水のリサイクル

工場や施設での水の再利用を促進し、排水量の削減や規制対応を可能にします。長期にわたり安定的な稼働を実現する耐久性とろ過性能で、持続可能な事業運営をサポートします

水のリサイクル

水の再利用を通じて持続可能な未来を実現

水のリサイクルで工場や水処理施設の運用効率を最大化。マイクローザ®の高性能な中空糸膜は、微細な不純物を除去しながら水質を安定的に保ち、規制対応からコスト削減まで多彩な課題を解決します。

水資源を有効活用したい、排水量や水使用量を減らしたい

工場や施設などで使用する大量の水を削減し、同時に排水放流量を可能な限り最小化できれば、コスト削減だけでなく、環境負荷の低減にもつながります。しかし現場では、どの排水が再利用可能かを判断できず、結局は十分に水を節約できないケースが散見されるのも事実です。

これらの課題を解決するためには、高性能なろ過技術を用いた水の再利用が効果的です。マイクローザ®の産業用中空糸膜技術は、微細な不純物を除去しながら安定的に処理を行うため、再利用できる水の水質を確保し、工場全体の水使用量・排水量を削減することが可能になります。

排水規制・放流基準への対応を可能に

近年、排水放流基準やCOD・BODに関する規制強化が進み、さらにリン・窒素などの栄養塩類への規制も厳しくなっています。こうした動向に対応するためには、既存設備の改造コストや生物処理プロセスの安定化が大きなハードルになりがちです。

こうした課題を解決する鍵となるのが、安定したろ過性能と高い耐薬品性を兼ね備えたマイクローザ®の中空糸膜です。

多様な原水や排水に対応した柔軟なソリューションを提供

工場や施設によっては、海水淡水化や排水中の油分検出など、独自の条件や水質特性に合わせた水リサイクルが求められます。こうしたニーズに応えるためには、膜の選定やシステム設計、運転ノウハウが総合的に必要です。

マイクローザ®は、50年にわたる膜ろ過技術と多彩な実績データをもとに、お客様固有の水質条件に最適化したシステム設計をご提案します。

たとえば、海水淡水化では塩分除去効率とろ過膜の耐久性が求められますが、マイクローザ®の耐薬品性と高いろ過性能を活かすプロセスを設計・開発し、安定的に淡水を得るシステムを構築できます。

マイクローザ®の長年の信頼と実績

マイクローザ®は40年以上にわたり、世界中のさまざまな地域や規模の施設で採用され、多様な水処理ニーズに応えてきました。長年培ってきた技術と実績が裏付ける耐久性・信頼性により、お客様を強力にサポートします。

高いろ過性能と耐薬品性を実現

浄水施設などで、原水の有機物濃度が高い場合や、鉄・マンガンなどのスケール成分が多い場合、通常より強力な薬品洗浄が必要になるため、膜の耐薬品性と長期安定性が課題となります。

マイクローザ®のPVDF膜は独自の膜技術「TIPS法」を採用し、高いろ過安定性・ろ過速度・優れた耐薬品性を実現しています。これにより、過酷な洗浄条件下でも性能を維持し、長期間にわたって強度と耐久性を確保しています。

TIPS法などのマイクローザ®の技術について詳しく見る

凝集剤注入量と汚泥処理を削減し、運用負荷を軽減

従来の凝集沈殿+砂ろ過方式では、原水の水質に合わせてオペレーターが凝集剤の注入量を調整する必要があり、さらに凝集剤が汚泥を発生させるため、その産廃処分にも手間とコストがかかっていました。特に濁度の比較的高い原水の場合、処理の複雑さが増すため、従来法では薬品使用量がさらに増大しがちです。

マイクローザ®の膜ろ過ソリューションであれば、原水の状況によっては凝集剤を使用せずとも良好な水質を得ることが可能であり、凝集剤の使用量を大幅に削減できます。特に濁度の比較的高い原水には、浸漬膜による膜ろ過が有利であり、汚泥の発生量を最小限に抑えながら安定した処理を行うことが可能です。結果として汚泥処理にかかる手間やコストが低減され、運用全体の負荷を軽減しながら、より効率的な浄水処理が実現できます。

50年にわたる運転データとノウハウで最適なシステム設計をサポート

マイクローザ®は50年近い膜ろ過技術の蓄積と豊富な運転データを活かし、お客様に最適なシステム設計をご提案します。単に膜や装置の提供にとどまらず、前後の工程を含めたトータルな視点で評価し、コスト削減と性能向上を同時に実現。長年培ってきたノウハウを活用して、現場の要望に合わせた最適解をスピーディに提示し、導入後のサポートも包括的に行います。

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