大切なのは
「導入してから」の成果
膜ろ過設備は、一度導入すれば長期間使用し続けることが前提です。そのため、膜製品の耐久性、稼働率、メンテナンス性に加え、導入後のトラブル対応を含むサポート体制が重要となります。マイクローザ®は40年以上の豊富な実績を武器に、お客様の「安心・信頼」を実現します。
長寿命を支える独自製法と豊富な稼働実績
設備導入において、長期間の安定稼働が可能かどうかは極めて重要な検討事項です。マイクローザ®は独自の製法と国内外の豊富な採用実績から培ったノウハウにより、長期安定稼働を実現するソリューションを提供しています。
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高耐薬品性と強度例えば旭化成のマイクローザ®には、TIPS法による高耐久PVDF膜を搭載した製品があります。従来のNIPS法による製品と比べ、酸化剤を含む溶液や繰り返しの薬品洗浄に対する耐性が向上しており、リークや破損のリスクを最小限に抑えます。
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膜・モジュール構造の工夫シャープな孔径分布による優れたろ過精度と安定した透水性能により、長期間にわたって目詰まりを抑制する構造を実現しています。一部製品では、膜の内外両面に分離機能を持たせたダブルスキン構造を採用し、膜寿命の延長とろ過安定性の向上を同時に達成しています。
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国内外の1万拠点以上への導入実績マイクローザ®の高い耐久性は、世界各国での導入実績と長寿命運転の豊富な実績が証明しています。多様な運転条件に対応してきたノウハウが、安定稼働を支える確かな基盤となっています。
エンジニアによる伴走サポートで安定稼働を実現
運転開始後の条件変更やトラブルへの迅速かつ適切な対応が、設備の稼働率と信頼性を大きく左右します。マイクローザ®では、熟練エンジニアが運用最適化と問題解決を支援し、長期的な設備価値の最大化を実現します。
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最適な運転条件の提案お客様のろ過対象物や運転環境に応じて、膜寿命を最大化しながら処理効率を維持できる運転条件を提案します。
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問題発生時の迅速な対応稼働状況のヒアリングやオンラインサポートにより、トラブルを早期に発見し、最適な対処を迅速に実施します。
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使用済みモジュールの解析運用後の膜モジュールを解析し、次回交換時期の目安や洗浄条件の最適化を提案します。これにより、コスト抑制と安定稼働の両立を実現します。
使用後の膜解析と継続的メンテナンス
設備運用を継続する中で、膜の汚染や経年劣化は避けられない課題です。マイクローザ®では、使用後の膜モジュールを解析し、運転条件・洗浄方法・交換周期などの最適化により、長期的な稼働率向上と設備コスト削減を支援いたします。
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使用済み膜の状態評価:膜の閉塞や物性変化を可視化し、適切な交換時期を算出します。
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洗浄条件の最適化:洗浄薬剤や方法を精査し、常に安定したろ過性能を維持するための洗浄方法を提案しています。
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遠隔監視による性能維持:一部のソリューションでは、遠隔監視付き性能維持サービスを提供しています。装置の運転状況を1日2回遠隔で監視し、圧力、流量、温度、タンク水位、バイオパーティクルをチェックします。