脱塩に要する時間を短縮

国内化学メーカーA社がアルミナゾルの脱塩を目的として、マイクローザ®UF膜による効率的な脱塩精製システムを開発した事例です。

脱塩に要する時間を短縮

処理効率を向上させる革新的な脱塩精製システム

国内化学メーカーA社は比重差分離に代わる画期的なプロセスで、目標電導率への到達時間を大幅に短縮しました。マイクローザ®によって効率的化した処理プロセスをご紹介します。

新たな分離プロセスで処理効率を改善

国内化学メーカーA社はアルミナゾルの脱塩において、既存の処理設備では比重差分離を用いていましたが、処理効率が悪いため、新たな分離プロセスを検討していました。 旭化成は、A社に対してマイクローザ®UF膜による効率的な脱塩精製システムを提案し、脱塩に要する時間の短縮を実現しました。結果は、下図のとおりです。

  • 対象となる液体の性状
    pH:9、濃度:6%、塩濃度:NH4CL=3%、粘度:100 mPa・s、電導度:40 mS/cm
  • 目標電導度
    テスト液量:10 L、圧力:Pi/Po=130/70 kPa、逆洗圧:150 kPa、逆洗サイクル:20 min/20 sec、ろ過温度:30〜35°C

マイクローザ®UF膜を用いたアルミナゾル (ACP-1053D)の脱塩試験における、置換水量とろ過流速 (Flux)、および電導度の関係を示したグラフ。置換水量を増やすことで電導度が急速に低下し、目標値 (0.04 mS/cm)に到達するまでの処理時間が大幅に短縮されていることがわかる。

マイクローザ®UF膜を用いたアルミナゾル (ACP-1053D)の脱塩試験における、置換水量とろ過流速
									(Flux)、および電導度の関係を示したグラフ

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旭化成のマイクローザ®が選ばれる理由

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