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富士山の麓にある旭化成ホームズ・住宅総合技術研究所を訪ねた。
へーベルハウスが50年来養ってきたノウハウと"魂"が宿る場所だ。
およそ5万8千平米にわたる広大な敷地には、本館のほかに、技術開発ゾーンとして「音響」「温熱環境」「構造」「耐候耐久」「屋内構法」「耐火」「建材開発」という7つの技術開発棟が建っている。
とりわけ構造躯体を床に固定し、反力壁に取り付けたジャッキで力を加え、壊れ方や部材・接合部の強度などを確認する「反力壁」のある構造技術開発棟(写真)の迫力には圧倒された。

室内環境の快適性や断熱性を確認する「温熱環境技術開発棟」のなかに、真夏から真冬までの温湿度を自由に調整できる「人口気象室」がある。
その実験室内は実大のヘーベルハウスが2棟も入るほどの巨大なスペースだ。

左上の写真は、最大300mm/時の降雨と赤外線ランプ照射による加熱を繰り返し与え、耐久性や防水性などの試験評価を行う降雨加熱サイクル試験機(耐候耐久技術開発棟)。
また、住宅総合技術研究所の敷地内には、モデルハウスを試作・建設して開発技術を実証するゾーンや、「あさひ・いのちの森」と呼ばれる環境活動ゾーンも広がっている。

取材後、富士市田子の浦の自然や里山を再生し生態系の保全を目指すというそのゾーンも歩いた。
「カルガモも毎年やってくるんですよ」。
立派な水田の前で、案内してくれた佐久間さんが笑った。

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HailMaryこちらのコラムはHailMary8月号に掲載されています。
※WEB掲載用に一部加筆・修正しています。

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