PHOTO MESSAGE

The Outdoor Living
ダッズが心弾ませるアウトドアリビング

HAUS

HEBEL HAUS FREX2 HANAHAKU KOEN MODEL

 ベランダ、テラス、ルーフトップなどの空間を「アウトドアリビング」という発想でワクワクした居住空間に変える。この、ヘーベルハウスの試みを本誌が知ったのは2016年の創刊まもなくのことだった。そのとき取材してわかったのは、ヘーベルハウスは2002年に「そらから」、2011年には「そらのま」という半屋外空間を開発していて、アウトドアリビングの骨格がすでに整っていたいたということだった。同時にわれわれは、アウトドアリビングを作るうえでもっとも肝心なのは建物の堅牢性だということも知った。室内と大開口でつながる「そらから」や「そらのま」の背景には、強靭な躯体構造と、その堅牢さを生かした空間設計力の高さがある。外壁・床・屋根に採用される「ヘーベル」(ALC:軽量気泡コンクリート)は、耐久性・耐火性・断熱性など、都市の住環境に求められる性能を高い水準で発揮する。完全無機質で腐らず、経年変化にも強いため、万一の災害や厳しい天候にもしっかり耐え抜き、安心で快適な空間を演出する。この土台があってこその「ワクワクするアウトドアリビング空間」なのだ。

 雑誌の性格上、本誌は40~50代の「ダッズ世代」の読者に向けたライフスタイル提案を衣食住遊学の広範囲にわたって行っている。アウトドアリビングは、ガレージと並び、この世代のライフスタイルを育むベースメントとしてフル活用できる。

65-story01_01.jpg

❶気の合う仲間に自慢の料理やお酒をふるまえる野外食堂、❷キャンプ場に行かずしてソロキャンプを行えるサイト、❸ガーデニングの腕を磨くことができる緑あふれる空間、❹少年の頃にできなかった鉄道模型を走らせることのできるジオラマ設置場所、❺半屋外で楽しむミニシアター&ミニライブ会場、❻宇宙へのロマンを燃やす天体観測所...このように趣味性が高くニッチな居場所として活用できる。室内空間から瞬間移動できる利便性、そしてひとつの空間があれば家具や道具を移動するだけでさまざまな用途に対応できる柔軟性、さらには自分の趣味趣向にあわせてどのように活用するかイメージする楽しみも、アウトドアリビングの魅力のひとつ。今月は、これまで弊誌が取材してきたヘーベルハウスのなかから厳選し、ダッズの心が弾むアウトドアリビング空間をレイアウトしてみた。写真を見ながら、ぜひ自分の居場所を想像してみてください!

取材協力:ヘーベルハウス 花博公園展示場FREX2
住所:大阪市鶴見区焼野1丁目 南2番 花博記念公園ハウジングガーデン内
tel. 06-6915-3901(10:00-17:00 火・水定休)
※写真の設えと実物は一部異なります

HEBEL HAUS "THE VAULT AND ARCH" by Tokyo Design Office

65-story01_02.jpg

弊誌連載でおなじみ、荒川圭史さん(旭化成ホームズ 東京デザインオフィス チーフデザイナー)が設計した「ヴォールトとアーチの住宅」と呼ばれるFREXモデルの中庭空間。1Fの室内リビングは開放的なワンスパンで、開口部の窓を挟んでこの中庭とつながっている。リビングの上には空中回廊を渡していて、その回廊から中庭を見下ろせるようにもなっている。プライバシーを守りつつ、天をひらくことで開放的な気分を演出するアウトドアリビング。この日は夏の青空に白い雲が流れていくのがよく見えた。シンボルツリーのイロハモミジも絶妙のレイアウトだ。

HEBEL HAUS FREX3 SETA MODEL

65-story01_03.jpg

 ヘーベルハウス瀬田展示場のFREXモデルの1Fは、樹木と躯体が一体になった快適なアウトドアリビング空間が、街と家をつなぐインターフェイスとなっている。ヴォールト天井の寝室からもアウトドアリビングへ直接出られるようになっているが、プライベートを確保するトバモリーホワイトのヘーベルウォールが美しく、またこの壁がリフレクターとなって明るい空間演出に役立っている。風にそよぐ超軽量のカーテンは、Kajiharadesign studioにスペシャルオーダーしたアイテム。

65-story01_04.jpg

取材協力:ヘーベルハウス瀬田展示場
住所:東京都世田谷区瀬田5-20 ハウジングプラザ瀬田内
tel. 03-3707-0381(10:00-17:00 火・水定休)
※写真の設えと実物は一部異なります

HEBEL HAUS YAGOTO FREX THE RESIDENCE

65-story01_05.jpg

ヘーベルハウス八事展示場のFREX THE RESIDENCE。3Fのリビング空間はハイルーフユニットを採用。間接照明によって美しく照らされるハイルーフの室内が、ほどよいサイズのアウトドアリビングと直結している。アウトドアリビングは深い庇があるため全天候に対応でき、ブランチから小パーティーまでいろんな用途に利用できそうだ。右ページは1Fのメインガーデン。広々としたドッグヤードによって構成されたアウトドアリビング空間で、階段を降りると横いっぱいに水盤がレイアウトされている。流れる水の音が心地よく、撮影しながら涼し気なひとときを味わった。

65-story01_06.jpg

取材協力:ヘーベルハウス八事展示場
住所:名古屋市昭和区八事本町16 朝日新聞総合住宅展示場八事ハウジング内
tel. 052-833-9131(10:00-17:00 火・水定休)
※写真の設えと実物は一部異なります

HEBEL HAUS FREX3 MAKUHARI MODEL

65-story01_07.jpg

ヘーベルハウス幕張展示場の3Fにはクリエイティブな植栽テラスが広がる。洋間のリビングと和室の間にある空間で、フォールディングウインドウを全開にすれば、両室の間にあるこのテラスが存在感を放ち、空中庭園のような印象を与えるのだ。この空間には大きな石がふたつレイアウトされている。いずれかの石に座り、本を読んだりギターを弾いたりするダッズを想像しながらヘイルメリー流アレンジを施した。天を仰ぎながらごろ寝するのも大変な贅沢である。

取材協力:ヘーベルハウス 幕張展示場 FREX3
住所:千葉県千葉市花見川区幕張町5-417-7 幕張ハウジングパーク内 4番
tel. 043-274-8031(10:00-17:00 火・水定休)
※写真の設えと実物は一部異なります

HEBEL HAUS FREX3 KOHOKU INTER MODEL

65-story01_08.jpg

ヘーベルハウス港北インター住宅公園展示場のFREXモデル。その3Fは、ハイルーフユニットのリビングとアウトドアリビング「そらのま」のつながりが印象的だ。「そらのま」は奥に見えるダイニングキッチンともつながっている。光と風が通り抜ける心地よい空間を感じつつ、自慢の料理を気の合う仲間にふるまう。そんなシーンを想像して「そらのま」にマーク・ニューソンのラウンジチェアやアーネスト・レースのアンテロープチェアをレイアウトした。周囲の壁を高めに設定しているため近隣からの視線をしっかり遮り、プライバシーを確保できる。一方で空がひらけているので開放感は抜群なのだ。

取材協力:ヘーベルハウス 港北インター住宅公園展示場
住所:神奈川県横浜市都筑区川向町989番地
tel. 045-473-7208(10:00-17:00 火・水定休)
※写真の設えと実物は一部異なります

HEBEL HAUS FREX2 YOKOHAMA MODEL

65-story01_09.jpg

ヘーベルハウス横浜展示場のFREX2モデル。2Fに設けたホームジム空間がアウトドアリビング「そらのま」とつながっている。屋外を見ながらストイックな肉体作りに励むことができ、トレーニング後は「そらのま」で休憩もできる。「そらのま」は同時に、バーカウンターを携えるリビング空間にもつながっている。仲間を呼んで自慢のカクテルをふるまうには最高の空間なので、ボトルやグラスを置いて移動できるハイスツール(Arperの「バーバー」)をアレンジした。「そらのま」の側面に配したルーバースクリーンは、近隣からの目隠しになりながら、光と風をほどよく通す役目も果たす優れものだ。

65-story01_10.jpg

取材協力:ヘーベルハウス 横浜展示場 FREX2
住所:神奈川県横浜市西区西平沼町6-1 TVKハウジングプラザ横浜内(区画02)
tel. 045-313-6061(10:00-17:00 火・水定休)
※写真の設えと実物は一部異なります

HEBEL HAUS FREX2 OKAZAKI MODEL

65-story01_11.jpg

ヘーベルハウス岡崎展示場のFREXモデル。2Fのリビング空間は、ハイルーフユニットの起用と「そらのま」との連結によって居心地の良さを演出している。「そらのま」は近隣からの視線をコントロールするスカイウォールが印象的。その半屋外空間で「週末の晴れた午後に夫婦二人きりでアウトドア料理を楽しむ」というテーマをもって英国製ヴィンテージ・スタッキングチェアと小テーブルを並べた。右サイドのキッチンカウンターの奥にちらっと見えるリーディングヌックも居心地抜群。強靭な躯体構造によってこのような空間を作れるのもヘーベルハウスならではだ。

65-story01_12.jpg

取材協力:ヘーベルハウス 岡崎展示場 FREX 2
住所:愛知県岡崎市昭和町字木舟25 岡崎中日ハウジングセンター内
tel. 0564-32-6221(10:00-17:00 火・水定休)
※写真の設えと実物は一部異なります

HEBEL HAUS FREX4 OKURA LAND MODEL

65-story01_13.jpg

オークラランド展示場に建つFREXモデルは、周囲の自然環境と調和をはかる「まちもり」のコンセプトを採用している。2Fのアウトドアリビングにもそのコンセプトが反映され、たっぷり植栽を配した空間演出がなされている。ご覧の通り、ダイニングの頭上は巨大な吹き抜けで、大開口部を通して光が室内へ降り注ぐ。この空間で体感する開放感と半屋外への抜け感は格別。アウトドアリビングと吹き抜けの組み合わせは、この上ない快適さをもたらしてくれることを教えてくれるのだ。

取材協力:ヘーベルハウス オークラランド展示場
住所:東京都世田谷区桜3-24-8
tel. 03-3428-0906(10:00-17:00 火・水定休)
※写真の設えと実物は一部異なります

HEBEL HAUS FREX3 AKASHI OKURAKAIGAN MODEL

65-story01_14.jpg

明石大蔵海岸の住宅展示場に建つヘーベルハウスの最新FREXモデル。3F建ての最上階には展望デッキのような「スカイテラス」や、39.7帖のLDK空間を囲むようにベランダが配され、明石海峡大橋の絶景を一望できる。大開口部を開け放てば、まさに自然と一体になれる空間が広がっていて、まるで別荘にいるような、自然との共存を感じさせるインテリアとの調和もはかられている。レジデンスというのにふさわしい重鉄の家であり、それを象徴するようなアウトドアリビングだ。

65-story01_15.jpg

人生はけっして楽しいことばかりじゃない。
たからきっとぼくらは家に安らぎを求める。
たまにはそよ風に誘われるまま、美しく純粋な
朝の景色を眺め、旨いコーヒーを飲みたくなるし、
たまには街の灯りに誘われるまま、美しく艶やかな
夜景を眺め、ロックグラスを傾けたくもなる。
だからきっとアウトドアリビングは、
住まう人の心に安らぎと明日への元気を与えてくれる。

取材協力:ヘーベルハウス 明石大蔵海岸展示場
住所:兵庫県明石市大蔵海岸通1-2-3
tel. 078-919-6662(10:00-17:00 火・水定休)
※写真の設えと実物は一部異なります

hailmary_65_01.jpghailmary_65_02.jpg
HailMaryこちらのコラムはHailMary2023年9月号に掲載されています。

※屋上で火気使用する際は、屋上防水シートへの飛び火対策のため耐炎性のある焚火シートなどを敷いてご利用ください。

PHOTO MESSAGE