Music washes away from the soul the dust of everyday life.
レコードやCDを聴く楽しみ。ギターなど楽器を演奏する楽しみ。「音楽」は、我々の心を豊かにしてくれるだけでなく、ときには安らぎをもたらし、ときには勇気を与え、そしてときには家族の仲をとりもつ役まで果たしてくれる。コロナ禍で暗くなりがちな我々の日常を救ってくれているのも「音楽」だ。世代や国境を越えて『上を向いて歩こう』や『イマジン』がネット上で合唱されている映像を見ると、あらためてそのパワーを感じる。今月のThe HAUS BOOKは、宇都宮ベルモールの住宅展示場に建つヘーベルハウスのCUBICモデルを訪ね、2Fに広がるリビング空間をヘイルメリー流にアレンジした。初見したとき、この空間はヘーベルハウスらしい、広々としたLDKとアウトドアリビングがひとつながりになっていて、家族の心もひとつになりやすい場所だと感じた。「音楽」をテーマにリメイクすれば、より家族の絆が深まるリビング空間を作れるのではないか、と考えたのだ。そこで、アウトドアリビングにはヴィンテージのミニカウンターを運んでDJブースを作り、室内のリビングにはアコースティックギターを持ち込み、アンプラグドのギター演奏を楽しめるよう工夫をこらした。我が家に音楽を―。こんな時代だから、あなたの住まいにもぜひ!
家族が集まるリビングにはいつだってギターとレコードプレイヤーを置いておきたい。晴れた週末にはDJブースを「そらのま」にセットし、家族の前でレコード演奏家を気取る。「そらのま」の上にはもうひとつのアウトドアリビング。そこは"ライヴハウス"の特等席。風とともに、ボブ・ディランが大空を駆けぬけていく。
音楽は人々の魂にこびりついた日常のほこりを一掃してくれる。これはドイツの詩人ベルトルト・アウアーバッハの名言だ。気が休まらない日々がつづくなか、だからぼくらは、音楽の溢れるリモート基地でライフワークに向き合いたい。
If You Love to Play Guitar, Live in HEBEL HAUS.
ヘーベルハウスに使用される軽量気泡コンクリートのパネル材「ヘーベル」は、耐火性、耐久性など8つの優れた特性をもつ。そのひとつに遮音性がある。「ヘーベル」を形成する無数の細かい独立気泡が室内の音を吸収してくれるため、音が外に漏れにくいのだ。ホームシアターもギター演奏も気兼ねなく楽しめる家に住みたい。
Where There's Music There Can be Family Ties.
音漏れと同時に、音楽好きにとって気になるのは室内の湿度だ。軽量気泡コンクリート「ヘーベル」には、独立気泡と細孔の働きにより四季を通じて湿度をゆるやかに調節する能力が備わっている。湿度の変化に敏感な天然木が原料のギターやスピーカーにとっても過ごしやすい家。そんな家が本当のロングライフを支えてくれる。
Stay Home and Listen to the Music.
ほどよいサイズでレイアウトされている床の間や、波目をつけた珪藻土の塗り壁が、落ち着きを宿す。「和」をしっかり感じながらも「和」に偏りすぎないモダンな部屋。そんな空間で、読書したり、客人にお酒をふるまったり、PCを持ち込んでリモートワークしたり。この空間をさらに心地よくしてくれるのが、永遠のサウンドだ。
Our Life is Rounded with A Good Sleep and A Good Sound.
「我々の人生は最良の眠りと最良の音楽とともに好転していきます」日本でも有数の "レコード演奏家"として知られる医師はこういった。彼のような音楽好きの多くが、良質なサウンドを寝室で楽しんでいる。大好きなレコードを聴きながら深い眠りにつき、ときには自らサウンドを鳴らしつつシエスタに入れる、そんな心豊かになれる場所がほしい。
Don't Stop The Music !
誰にだって忘れられない音楽がある。その音楽は、きっと一生寄り添ってくれる。そしてときに音楽は、世代や時代を超え、共に暮らす家族ひとりひとりの心をつなぐ媒介役になってくれる。そしてときに後ろ向きになりそうな心を支え、前向きに生きよと背中を押してくれる。吟遊詩人はこう言った、「心に太陽を持て、くちびるに歌を持て」。こんな時代だからこそ、あなたの家にも音楽を!
取材協力:Sonechika