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FOR FAMILY TIES 家族も空気も和む家

HAUS

プライベートを確保しながら視界が広がり、
家族との交流も自然に深まる。そんな家に暮らしたい。

 今月ご紹介するのは、静岡県浜松市の住宅展示場に建つヘーベルハウスのFREXモデル。重鉄・システムラーメン構造による3F 建ての最新型レジデンスだ。

 二世帯住宅を想定したプランで、1Fは親世帯の住居。重鉄の強靭な躯体を生かした大空間のなかに、リビング、ダイニングキッチン、書斎を配し、さらにバスルームや洗面所まで回遊動線によって移動しやすい間取りになっている。あわせてリビング側のオープンテラス、洗面所側のプライベートテラスなどを通じ、自然との調和を保ちながら視界の広がりを感じられる空間に仕上がっている。スケルトンの階段を2Fに上がれば、グランドピアノが置かれた音楽ステージが現れる。このフロアにはコンパクトなサブリビング、半屋外のアウトドアリビングなど、あちこちに居心地のよい場所を確保している。さらに階段を上がれば、3Fに子世帯が暮らすLDKが広がる。全フロアに快適な温度ときれいな空気を保つ「ロングライフ全館空調」が採用されているので、1Fから2F、2Fから3Fへと大空間の吹き抜けがあっても、どこの場所でも心地よく過ごすことができるのだ。二つの家族がほどよい距離感を保ちながら、FAMILY TIES=家族の絆を自然に築くことができる家である。この夏、ぜひ貴殿も訪ねてみてください!

ENTRANCE HALL

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広々としたポーチを持つエントランスホール。向かって左サイドの漆喰の壁と、灯り取りの小窓、さらに奥に取り付けた鏡への空間のつながりが美しい。右サイドの入口はブラックフレームのガラス戸によって間仕切りできる。またエントランス奥にあるクロークには、スリムサイズの洗面台も設けられており、外出前の身だしなみチェックや帰宅後の手洗いに役立つ。このクロークを抜けると奥の書斎やキッチンへも動線がつながっている。

1F TERRACE

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1FのLDKに使用しているものと同じ床タイルを敷き詰めたテラス。フォールディングウィンドウを全開にすれば、室内と室外がシームレスにつながった開放感あふれる空間を楽しむことができる。十分な広さが取られているので、ここに大き目のソファを置いてくつろぐこともできるのだ。

1F LDK

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親世帯の住まいを想定した1FのLDK。約42帖あるフロア全体に床タイルを敷き、回遊動線によって動きやすく、視界の広がりを感じられる空間を創出している。たとえばキッチンの先は行き止まりではなく、キッチンから洗面所を抜けて書斎へ回れるし、キッチン→バスルーム→ウッドデッキ→書斎へと迂回することもできる。表の通りに面したサイドは大開口部を生かして明るく開放的なリビングとダイニングを設え、反対側の隣家に接するサイドには篭り感抜群の書斎と周囲の視線をシャットアウトした高い板塀からなるウッドデッキを設えている。また、ソファの置かれたリビングスペースは吹き抜け、ダイニングキッチンは通常の天井高として、タテ空間にアクセントをつけているのもポイントだ。

1F LIVING

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1Fのリビング空間は吹き抜けになっている。左の写真は階段上からリビングを見下ろした写真。表の通りに面した大開口部は2Fにも渡っており、光と風をたっぷり招き入れることができる。右上の写真は1Fのダイニングチェアに座った目線で、吹き抜け空間をとらえた写真。ロングライフ全館空調を採用しているため、大きな吹き抜けがあっても、上下階とも適温で過ごすことができる。

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中央の階段は人がすれ違えるほどの幅広サイズで存在感抜群。ガラスを使用したスケルトン仕様になっているので、視線の妨げにもならない。リビングのソファに座りながら階段の反対側にある書斎を視界にとらえることができるのだ。

1F DINING KITCHEN

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ダイニングキッチンは、ホワイトを基調にしたインテリアデザインによって清潔で落ち着きある空間を演出。キッチンに組み込まれた8席分のダイニングテーブルは、子世帯家族や友人を招いて食事をするにも十分な広さ。壁側にはビルトインのオーブンや引き戸で目隠しできる冷蔵庫スペース、たっぷりの収納棚があり、見た目もすっきり。

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1F WORK SPACE

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リモートワークに最適な7.9帖の書斎。ダウンフロアにすることで天井高を広げつつ、篭り感ある空間に仕上げている。作りつけのL字型デスクは使い勝手がよく、仕事も捗りそう。この空間には仕切りを設けていないため、篭りながらもリビングやキッチンにいる家族の気配を感じることができる。ウッドデッキとつながる開口部からはほどよい自然光が差し込んでくる。

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1F WOOD DECK SPACE

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書斎の窓を開けると、植栽豊かな癒し空間のウッドデッキスペースに出られる。この空間は、デッキに使用する無垢材と同素材の板塀によって囲まれていて、完璧にプライバシーを確保できる。リモートワークの休憩に使えると同時に、キッチン奥のバスルームとも直結しているため、風呂上がりに涼みながらビールを楽しむこともできるのだ。

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2F MUSIC STAGE

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2Fに上がると雰囲気が一変。180mm幅の挽き板を使用したフローリングと木貼り天井がウッディでシックな空間を創出している。階段を上ったスペースに作られているのが、楽器の街・浜松らしい、音楽一家のための演奏ステージ。12.5帖の広さがあるため、グランドピアノを置いてもこの余裕。家族でセッションを楽しむには最適な空間だ。窓外にはアウトドアリビングを付設していて、練習の合間に気分転換できるのもうれしい。

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2Fフロアから表の通りに面したサイドの開口部を望む。2Fは音楽ルームからアウトドアリビングのあるベランダへ出られる。1Fの開口部同様、自然光をたっぷり室内へ取り込むことができる。

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音楽ステージにつながるアウトドアリビング。ここで孫が演奏するピアノ練習を見学するのも楽しそう。

2F SUB LIVING

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2Fの階段脇にあるコンパクトなサブリビング。親世帯と子世帯が自然に交流できるスペースで、家族図書館としての使い道もありそう。階段室とともに3Fの天井まで吹き抜けていて、採光も十分。コンパクトな空間だが圧迫感はまったくないので、ヌック感覚で過ごすのもいい。

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サブリビングの棚には『ジギー・スターダスト』以下、デヴィッド・ボウイの名盤ジャケットを飾った。

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3F部の吹き抜けはロングFIX窓によって2面から光を採り入れている。

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3Fから2Fのサブリビングを見下ろした写真。吹き抜けから柔らかな光が差し込む。

2F BEDROOM & WIC

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10.2帖のウォークインクローゼット兼パウダールーム。落ち着いたプライベート空間で、そこから仕切りなく主寝室へとつながる。

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寝室は11.2帖の広さ。ひとつながりのアウトドアリビングはスカイウォールを設けてプライベートを確保。ここでのシエスタも気持ちよさそう。寝室の片隅には小さなバースペースがあるのでナイトキャップを楽しむこともできる。

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寝室に付設したアウトドアリビングは、庇の一部をくり抜き、灯り取りの窓を設けている。屋外で成長する植物にはもってこいの光が天からふりそそぐのだ。

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寝室内にセットしたバーカウンター。就寝前のリラックスタイムを盛り上げてくれる。

3F LDK

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3Fは子世帯のLDK空間を想定して設計。国内家具ブランド「マスターウォール」が手がけるハンドメイドのソファやローテーブルなど、新しい時代のモダニズムを感じさせるインテリアを上手に使った居住空間が広がっている。ダークブラウンのフローリングやグレーを基調としたキッチン周りのデザインも秀逸。リビングはハイシーリングを採用しているのが特長で、フォールディングウィンドウを開け放てば、アウトドアリビングとひとつながりに。

3F DINING KITCHEN

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食事だけでなく、レコードをかけながら夜のバータイムを楽しむこともできるダイニングキッチン空間。地元浜松のブランド「トクラス」のカウンターキッチンを導入するなど、インテリアにもこだわりを見せている。キッチンカウンターの向かいにはL字型テーブルを設置していて、ここでちょっとしたリモートワークや読書ができるのもうれしい。

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ハイシーリングを採用した開放的なリビングに対し、ダイニングキッチンのエリアは通常の天井高として、シックで落ち着きある空間に仕上げている。

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ときにはひとりで
ときには成人した子供と
そしてときには下階に住む親と
旨い酒を味わいたい。

HEBAL HAUS
FREX3 HAMAMATSU MODEL
ヘーベルハウス FREX 浜松展示場

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HEBAL HAUS
FREX3 HAMAMATSU MODEL
ヘーベルハウス FREX 浜松展示場

静岡県浜松市中央区青屋町400
SBSマイホームセンター浜松展示場内
tel. 053-463-1175(10:00-17:00 火・水定休)
※写真の設えと実物は一部異なります

取材協力:
Sonechika
BasShu
ディスクユニオン下北沢店

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HailMaryこちらのコラムはHailMary2024年8月号に掲載されています。

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