趣味も仕事も充実できる、ライフワークを育む家に暮らしたい。
全国各地に建つヘーベルハウスのモデルハウスには、サイズの大小に関わらず、各々少なくともひとつは「ベース基地」とべる空間がある。ガレージであったり、書斎であったり、アウトドアリビングであったり、ときには寝室の奥に拵えた狭小空間であったりするわけだが、今回訪ねた大阪・花博記念公園ハウジングガーデンに建つFREXモデルは、とりわけその「ベース基地」度が高く、「多趣味な知的不良のセンスが生かされている」イメージを与える重鉄の家だった。
まず目に飛び込んでくるのが、シックな作りのビルトインガレージだ。花博記念公園と同エリアにあるカーディーラー「LEAP DESIGN」の代表を務める久留島良さんにお願いし、愛車である限定モデルのゲレンデヴァーゲン(メルセデスG350d)を納車していただいた。ホイールアーチやサイドミラーをブラックスモーク仕様に塗ったその美しいボディを、エントランスホールからガラス越しに眺めると圧巻。ガレージ奥の一段上がったエリアにはガラス戸によって仕切られたホビールームが広がっていて、ここからも愛車を眺めることができる。ガレージからホビールームまで窓を取り付け、自然光をたっぷり招き入れるなど、強靭な躯体構造やマテリアルの機能を生かし、快適なベース基地に仕上げている。ホビールームのカウンターテーブルにPCを持ちこめば仕事が捗るだろうなぁ、と思いながらヘイルメリー流アレンジを楽しませていただいた。
つぎに注目したのが1Fにある防音ルーム。ピアノやギターやドラムなど楽器演奏が趣味のダッズには憧れの空間だ。元々遮音性の高いヘーベルハウスに防音壁を備えた特別仕様の部屋で、音楽演奏だけでなくホームシアターにも最適である。「防音ルーム」と聞けば、密閉された空間を思い浮かべるが、この部屋には窓があるので、空気の入れ替えが簡単だし、音を出さないときは窓を開けて自然光を取り込み、リモートワークや読書にも集中できるのだ。
2Fへ上がると、ハイルーフユニットのダウンフロアリビングと大人っぽい誂えのダイニング・キッチン、そのLDKと一体になってアウトドアリビングが広がっていた。これからの季節、アウトドアリビングは心地よい光や風を運んでくれる絶好のリラックス空間。愛するモノたちに囲まれたテラスにしたいと思いながら、ヴィンテージのランタンをはじめキャンプ道具の数々を持ち込んだ。
英国やアメリカでは、多趣味で何でも知っている教養人のことを「ハイブロー」(HIGHBROW)と呼ぶ。このFREXはまさにミスター・ハイブローが終の棲家にしそうなレジデンスであり、リモートワーク時代の新しいベース基地としての魅力も感じる。この春、ぜひ一度訪ねてみてください!
ヘーベルハウス花博展示場FREXモデルの1Fに広がるガレージ&ホビールーム。ガラス戸の向こうに愛車を眺めながら寛げる、クルマ好きにはたまらない趣味空間。オフの日には趣味が共通する仲間をここに呼んで、ゆっくり過ごしたい。ホビールームにセットされているカウンターデスクはリモートワークにも十分活用できる。
クルマ好きにはもってこいの快適なガレージ&マイルーム
ガレージとホビールームはガラス張りのクリアな扉で仕切られている。ガレージの広さは17.5帖。ゲレンデヴァーゲンを駐車してもその脇に一台モーターサイクルを置けるゆとりがある。ホビールームは11.7帖。レザーソファとカウンターデスクがセットされていて、週末にクルマ仲間を集めてミーティングできるよう設計されている。この空間をよりマニアックに演出するため、インダストリアルなスツールとワークチェア、また1960年代の「ル・マン」で活躍したポルシェなどのミニチュアカーなどを持ち込んだ。
エントランスホールからガレージとホビールームが一望できる。
ピアノやギターの腕が磨かれるダッズ世代向けの防音ルーム
1Fにはもうひとつの趣味部屋がある。ピアノを奏でたり、ギターを演奏したり、お気に入りの音楽を聴いたりする13.1帖の空間だ。室内は気兼ねなくサウンドを楽しめるため防音仕様になっている。壁や出入口の扉には防音材を使用、床はカーペット仕上げ、天井には吸音ボードを採用し、遮音性を高めている。撮影カメラ側には映像モニターもあり、ホームシアターとしても機能する。
自然との関わりを楽しめるアウトドアリビング
花博展示場FREXモデルの2Fには、ロッジアとベランダからなるL字型のアウトドアリビングが広がっている。室内のLDKとひとつながりになっていて、窓を全開放すれば楽に10人以上のパーティーを楽しめる。自宅に居ながらにして非日常を楽しめる空間ゆえ、キャンプ道具をここにレイアウトし、週末のアウトドア基地として占拠したくもなる。大自然に対峙する野外生活も楽しいが、自宅空間でのオープンエアライフもまた愉快で楽しい。
2FのLDKに接続するアウトドアリビング空間。屋根のかかったスペースも備え、天候を気にせず屋外で寛げる。
ハイルーフユニットを採用した居心地満点のダウンフロアリビング
上の写真は2Fの居住スペースをキッチンサイドから撮影したもの。アウトドアリビングから室内に入ると一転して、縦への開放的な空間が広がる。12.5帖のダウンフロアリビングは、床を2段下げ、天井をハイルーフユニットに仕上げているため3.4メートルの高さがある。ダイニング・キッチン、アウトドアリビングとつながった空間でありながら、独立した居心地の良さを実現している。外からの風を感じながら、ソファや段差、窓辺など好きな場所に座りながら自由なくつろぎ方ができる。家族団欒や贅沢なAVルームとしても愉しめる。
デスクを備えた主寝室、そしてキッチン脇にもリモート基地が。
高級ホテルの一室のような17.4帖のベッドルーム。ガラスフレームによって仕切られたウォークインクローゼットが部屋全体にアクセントと落ち着きをもたらし、ベッドサイドには就寝前の一杯&一読を楽しめるデスクが備わっている。ベッドルームを出ると、階段を挟んで右手にダイニング・キッチンがレイアウトされている。そのキッチンの奥に備え付けられた(きっと奥さん用の)デスク空間も気に入ったので、コーヒーブレイク空間としてアレンジを施した。
ダイニング・キッチンのイメージカット。大きなワークトップを備えた使い勝手の良いアイランドキッチン。その奥にうっすら見えるのが備え付けのデスク。
本当に良い家とは
趣味と仕事を充実させてくれるだけでなく、
住まう者の心まで伸びやかにしてくれる。
大阪の花博記念公園エリアに建つヘーベルハウスのFREXモデル。最新の2F建て重鉄モデルで、1Fはガレージとそれに連なるホビールーム、グランドピアノが設置された防音ルームが見どころ。2Fには、ハイグレードなホテルに見るような主寝室のほか、居心地の良いLDK、ベランダとロッジアで構成されたアウトドアリビングが広がる。全体的にシックなデザインの内装や家具を取り入れ、飽きのこない空間演出を施している。ヘイルメリーマガジン読者世代にはぴったりのレジデンスだ。
ヘーベルハウス花博公園展示場FREX2モデル
住所:大阪市鶴見区焼野1丁目南2番 花博記念公園ハウジングガーデン内
tel. 06-6915-3901(10:00-17:00 火・水定休)
※写真の設えと実物は一部異なります
取材協力:
LEAP DESIGN
イレクターズ
Sonechika
WAREHOUSE
SQUARE FURNITURE
クロサワ楽器日本総本店
※屋上で火気使用する際は、屋上防水シートへの飛び火対策のため耐炎性のある焚火シートなどを敷いてご利用ください。