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To Enrich LONGLIFE
本気のこだわりを生かしてくれる家

HAUS

間取りからインテリアまでこだわり抜いて新居を建てたい。
そのこだわりを豊かな人生に転嫁してくれる、そんな家に出会った。

 ヘーベルハウスに住みはじめて半年が経った。住んでみて実感しているのは、思った以上の"静寂さ"である。浜田山地区で最も交通量の多い井の頭通り。その通りから我が家までは僅か25メートル。表に出ると、朝早くから通りを行き交うクルマの音でせわしない。ところが建物内に入り、玄関ドアを閉めたとたんに騒音雑音が消える。75mmのヘーベルウォールの厚みが遮音効果を発揮することは承知していたが、2Fの東面・南面・西面に大きな開口部を取っているにもかかわらず、通りの喧噪を忘れるほどの"静寂さ"を得られるとは思わなかった。また、2Fのミニシアターで比較的大きなサウンドを出しても、その音が階下に伝わりにくいこともわかった。これには、床ヘーベルや遮音間仕切り壁も効力を発揮しているにちがいない。その"静寂さ"のおかげで仕事や趣味に集中できるのだ。とりわけこだわり抜いて作った2Fのキッチンは週末が来るたびに男子の厨房と化し、小料理屋の板場のような佇まいに成長している。
 その"静寂さ"は、モデルハウスでも顕著だ。今回取材した横浜の港北インター住宅公園内に建つヘーベルハウスは、1Fから3Fまでそれぞれ大開口部を有するFREXモデル。これほど開放的な住居なのに、室内に入ると"静寂さ"をおぼえ、心落ちつく。上階で家具を入れ替えるアレンジ作業をしていても、その物音が下まで伝わってこない。そんな落ち着き払った空間に、三家族の住まいがハーモニーよくレイアウトされている。まず、3Fをメインに30代~40代の夫婦とその子供たちの暮らしを想定した居住空間が広がる。この家のオーナーの住まいだ。つづいて1Fは、そのオーナーの両親が暮らす住まいを想定して設計されている。さらに中間層の2Fには、賃貸スペースとして若い20代の新婚夫婦にぴったりの"新居"がある。キッチンからフローリングまで、3つの住まい別に個性的でこだわったインテリアを設えている。じっくり見学していくと、ヘーベルハウスは世代別・志向別に、住まう人のこだわりを生かしてくれる家だということも理解できる。ぜひご家族と一緒に訪れてほしいモデルハウスだ。

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CASE 1

OWNER'S FAMILY オーナー家族の住まい
このモデルハウスの3Fは、オーナー家族(夫・妻・子供2人)が暮らす想定でデザインされた居住空間。リビング、ダイニングキッチン、アウトドアリビング「そらのま」のフロア素材をストーンタイルに統一。リビングと「そらのま」が一段上がったゾーンにあり、この家の大きな見どころである厨房空間と緩やかにつながっている。FREXの無柱空間が生み出す開放感はフォールディングウインドウを全開にすることで、より実感できる。光と風が通り抜ける心地よさも味わいながら、週末はこの厨房で自慢の料理を拵え、気の合う仲間を呼んでパーティーを楽しみたい。

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DINING KITCHEN
ずっと居座りたくなるダイニングキッチン。18.3帖のスペースに、高級感漂うモダンなキッチンと6人掛けダイニングテーブルが連結している。コーナーカウンターのあるテーブルは造作家具で、すべてCUCINAにオーダーしたものだそう。ウッディな背面収納もCUCINA製。ペンダント照明、間接照明の使い方、さらには「そらのま」への動線のつくりもお見事だ。

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PANTRY
キッチン奥にある4.2帖のパントリー。ブラックフレームのガラス窓で仕切られている。その一角をワイン棚としてカスタマイズし、モダンなキッチンと連動している点がユニーク。非日常的な雰囲気を味わえるパントリーにはなかなかお目にかかれない。ワイン棚の代わりにカウンターバーを拵えてカクテルコーナーにしても合いそうな空間だ。右写真は「そらのま」側から見たダイニングキッチン。パントリーと合わせ、料理好きには堪らない空間だ。

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北大路魯山人、池波正太郎、檀一雄...ダッズにおススメの料理本をアレンジ(スタッフ私物)

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アメリカの定番ビア「ミラー」のネオンサイン(Sonechika)

LIVING ROOM
21.8帖のファミリーリビング。その奥側のフロアを一段高くしている(「そらのま」と同じレベルにしている)が、そのぶんハイルーフユニットを採用し、縦空間の広さを取っている。そのフロアに居ると、「そらのま」やダイニングキッチンとつながりながらも、独立した「部屋」にいる感覚を得られる。このスペースでは、備え付けのシェルフに飾るモノや、床に敷くラグなどをアレンジし、ヘイルメリー流に味つけしてみた。

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リビングの棚にはエスニックの木彫人形を飾った。(Sonechika)

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さらっとしたインド綿を100%使用した、夏らしい手織りのコットンラグ「Churro」(BasShu)

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リビングは照明付きシェルフで仕切られ、写真奥側が一段下がっている。奥の廊下の先に見えている明かり取り窓は、階段の吹抜けに付けられたロングFIX窓。リビングのソファに座るとその「奥行き」が味わえる。

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ダイニングとリビングの中間にある寛ぎ空間。3D炎を楽しみながらウイスキーをいただく。床のタイルと同じ大理石調の壁面が大人っぽい。この「箱」のなかではエレベーターが稼働しているのだ(逆側にドアがある)。

SORANOMA
天井をひらく発想から生まれたアウトドアリビング「そらのま」。周囲の壁を高めに設定しているため近隣からの視線をしっかりと遮り、プライバシーを確保。しかし空がひらけているので開放感は抜群。2面のフォールディングウインドウを全開にすれば3つの空間がひとつにつながる。

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マーク・ニューソンのラウンジチェア、アーネスト・レースのアンテロープチェア、イングリッシュセッターの陶器(いずれもSonechika)

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「そらのま」に持ち込んだハラコのデイベッド。低座のソファとしても使える。(Sonechika)

BEDROOM
オーナー夫妻用のベッドルームは8.4帖。ホテルライクなシンプルかつ洗練された空間だ。付帯するWICとはブラックフレームのガラス戸(ガラス面もブラック)で仕切られる。寝室から出られるキャンティベランダは、ハイウォールによって周囲からの視線をガード。お気に入りのアウトドアチェアを出してモーニングコーヒーを飲みたくなる。

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アレンジしたベッドカバーは、ハンドメイドで繋ぎ合わせた大判の「Patchwork Quilt Cover」。(BasShu)

CASE 2

OWNER'S PARENTS オーナーの両親の住まい
港北インター住宅公園展示場の1Fは、オーナーの両親が暮らす住まいを想定したデザイン。インテリアのベースは、弊誌読者のボリュームゾーンであるダッズ世代の感性にも心地よく響く、天然木を使った北欧モダン系インテリアを採用。厳選されたオークを基調とした落ち着きあるトーンが、室内全体に安らぎをもたらしている。フローリングは、遊び心とリズム感のあるヘリンボーンの挽板フローリングを採用。採光窓をたっぷり取った明るいリビング、そしてリビングとつながるテラスもまた豊かな人生をサポートしてくれそうだ。

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LIVING ROOM
LDKは27.5帖の縦長スペース。採光がふんだんで、撮影時には朝陽が室内のインテリアをより明るく心地よく照らしていた。テラスにつながる窓は全開できるから、晴れた日は開放感を存分に味わえるのだ。リビングの床に敷いたラグは熟練の職人たちの手によって1枚ずつ丁寧に織られたコットンラグ「Jijims」(BasShu)、左の壁際に置いたカールハンセン&サンのチェア「CH24」、中央のヴィトラのハートコーンチェア(Sonechika)

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DINING KITCHEN
明るく清潔な印象を与えるダイニングキッチンは、木の温もりに満ちている。アイランド型のキッチンカウンターには収納スペースがたっぷり。作りつけの食器棚の収納も申し分ない。ダイニングテーブルの横の扉を開けるとランドリールーム、さらにバスルームへもすぐに移動できる。シニア世代の暮らしを考慮した動線が参考になる間取りだ。

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ENTRANCE
エントランスホールは広いほど心地よいが、ここには加えてナチュラルで清潔な雰囲気が漂っている。また、エントランス脇にDOMA(土間)スペースを設けることで、出入りするだけの空間を「快適に居座れる場所」に生まれ変わらせている。エントランスに飾ったマティスのポスター(Sonechika)

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DOMA SPACE
ヘーベルハウスが提案するDOMA(土間)のある暮らし。自宅で過ごす時間を充実させる第二のリビングとして活躍する空間で、室内と屋外のメリットを兼ね備える。趣味を愉しむための拠点になり、ゲストをもてなすスペースにもなる。趣味のモノを収納するにもうってつけだ。このモデルハウスでは、DOMA空間の壁面にブラックフレームタイプの室内窓を採用している。2列3段のスタイリッシュな窓で、上段が突き出し窓、下段2列がFIX窓となっている。

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CASE 3

RENTAL HOUSING 賃貸スペース
このモデルハウスは、付加価値の高い賃貸併用住宅の好例としても見学の甲斐がある。2Fのおよそ半分の空間を使用して創られた賃貸スペースには、新婚夫婦やパートナーとの2人暮らしにぴったりなリアルサイズの住まいがレイアウトされている。LDKは12帖。コンパクトではあるが、2面採光によって明るく、開放感も十分。キッチン、ダイニング、リビング、ベッドルームのほかにリモートワークできる篭り感抜群の書斎と大きめにとったキャンティベランダが付くのがポイントだ。

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LIVING ROOM
家具をレイアウトしやすい縦長のLDK。リビングに敷いたのは、国産のいぐさを染めて織り上げた「IGUSA RUG」。BasShuが筑後の老舗・池上彦太郎商店にスペシャルオーダーしたロングライフアイテムだ。(BasShu)

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MAN CAVE
リビングの奥に設えた秘密基地のような書斎スペース。広さは2.7帖。篭り感はあるが、意外に圧迫感はない。このプラスアルファの小部屋がリモートワークだけでなく趣味タイムにも有効。デスクチェア以外にもうひとつ椅子を置いてアコースティックギターを練習するのだ。

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壁に飾った木製の舵(Sonechika)

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ペイントスツール(Sonechika)

BEDROOM
キッチンの壁の向こうに5.0帖の寝室がレイアウトされている。セミダブルベッドを置いてもこの余裕。ブラックフレームのガラス戸で仕切られたWICが付属しているので余計に寝室が広く感じられる。ロングFIX窓を効果的に使用していて、心地よい目覚めを導いてくれそうな空間だ。

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ヘーベルハウス 港北インター住宅公園展示場
HEBEL HAUS FREX3 KOHOKU INTER MODEL

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新横浜駅からアクセスしやすい港北インター住宅公園に建つ、ヘーベルハウスの3F建てFREXモデル。二世帯×賃貸併用のレジデンスだ。1Fはマルチに使える広いDOMA(土間)があるエントランスと、北欧モダン系インテリアを生かしたLDKで構成。2Fはリアルサイズかつ上質な室内を体験できる賃貸スペースが見どころ。3Fはシックで高級感あふれるLDKとアウトドアリビング「そらのま」を組み合わせたヘーベルハウスならではの空間設計に注目したい。

ヘーベルハウス 港北インター住宅公園展示場
HEBEL HAUS FREX3 KOHOKU INTER MODEL

神奈川県横浜市都筑区川向町989番地
tel. 045-473-7208 (10:00-17:00 火・水定休)
※写真の設えと実物は一部異なります

取材協力:
Sonechika
BasShu
GT CAMERA

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HailMaryこちらのコラムはHailMary2023年7月号に掲載されています。

※屋上で火気使用する際は、屋上防水シートへの飛び火対策のため耐炎性のある焚火シートなどを敷いてご利用ください。

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